【日本は7位!】2022年世界で最も技術的に進んだ国ランキング
「世界で最も技術的に進んだ国ランキング」は、グローバルファイナンス誌(Global Finance Mangazine)が発表しているランキングです。
4つの指標ごとにスコアを算出し、その高さによってランク付けをしています。
日本でもさまざまな技術が開発されており、任天堂をはじめとするゲーム類やウォークマン、ビデオデッキなどは世界的にも有名です。
今回は「世界で最も技術的に進んだ国ランキング」の2022年版をもとに、世界の状況と日本の特徴について解説していきます。
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世界で最も技術的に進んだ国ランキングの指標は4つ
このランキングは、4つの指標がもととなっています。
まずは、それぞれの指標にどういう意味があるのか見ていきましょう。
2つの指標は「テクノロジーの可用性」を示す基本尺度
「可用性(availability:アベイラビリティー)」という言葉は、一般的にはコンピューターやシステムの壊れにくさのことを指し、「可用性が高い」=「壊れにくく、継続して使える」という状態を意味します。
このランキングでスコアとして使われている指標は、以下の2点です。
指標1.人口に対するインターネットユーザーの割合
指標2. 人口に対するLTEユーザーの割合
つまりここではテクノロジーの可用性を示す指標が、インターネットやLTEの普及率となっています。
指標3. デジタル競争力スコア
デジタル競争力スコアとは、IMD世界競争力センターが作成したスコアです。
これによると、2022年は1位がデンマーク、2位がアメリカ、3位がスウェーデンとなっています。
・技術的な知識
・新技術を開発するための準備
・イノベーションを生み出し、進める力
それぞれの項目がさらに細分化されており、すべての要因を加味したうえでスコアを算出しています。
参考:Tackling cyber threats and reassuring digital users: measures for digital competitiveness in 2022(英語)
参考:World Digital Competitiveness Rankings - IMD
指標4. GDPにおける研究開発費の割合
最後の指標として挙げられているのは、GDP(国内総生産)のうち、国が研究開発に投資している割合です。
「金額」ではなく「割合」という点がポイントです。
この指標を見れば、政府が技術開発をどのくらい大切に考えているかがわかります。
GDPが高くても技術開発に投資していなければスコアが低くなりますし、逆にGDPが低くても技術開発へ大きく投資していればスコアは高くなるのです。
世界で最も技術的に進んだ国ランキング2022のトップ25カ国
それではグローバルファイナンス誌が出したランキングのうち、トップの25カ国をご紹介します。
順位 |
国名 |
総合スコア |
1 |
韓国 |
6.52 |
2 |
アメリカ |
5.10 |
3 |
デンマーク |
5.02 |
4 |
スイス |
4.72 |
5 |
スウェーデン |
4.63 |
6 |
台湾 |
4.59 |
7 |
日本 |
3.94 |
8 |
オランダ |
3.90 |
9 |
フィンランド |
3.89 |
10 |
イスラエル |
3.86 |
11 |
シンガポール |
3.79 |
12 |
ノルウェー |
3.53 |
13 |
ドイツ |
3.46 |
14 |
ベルギー |
3.30 |
15 |
オーストリア |
2.97 |
16 |
カナダ |
2.89 |
17 |
イギリス |
2.84 |
18 |
アラブ首長国連邦 |
2.55 |
19 |
香港 |
2.54 |
20 |
アイスランド |
2.23 |
21 |
オーストラリア |
2.00 |
22 |
エストニア |
1.80 |
23 |
フランス |
1.61 |
24 |
ルクセンブルク |
1.32 |
25 |
カタール |
1.28 |
引用:Most Technologically Advanced Countries In The World 2022
2020年のランキングではノルウェーが1位でしたが、2022年は韓国が1位となっています。
上位には先進国が多く、なかでも東アジアとヨーロッパの国々が多いことがわかります。
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2022年の世界技術ランキングから見える特徴4つ
このランキングからは、さまざまな事実が読み取れます。
ここでは本誌でも触れられていた4点をご紹介します。
1. 前回29位のイスラエルが10位にランクイン
イスラエルは、スマートフォンの普及率やインターネットの利用率はそう高くありません。
それでも前回より大きく順位を上げた理由は、研究開発に投資しているGDPの割合がかなり大きいことにあります。
それによって技術系のスタートアップ企業など、イノベーティブな会社が急速に広がりました。
そして民間・公共問わず、技術部門が大きく成長することにつながったのです。
2. 経済を資源の輸出に頼っている国はスコアが低い
アラブ首長国連邦、カタール、サウジアラビア(40位)、ロシア(44位)といった国々は、あまりスコアが高くありません。
よりGDPが低い国、インターネットの利用率が低い国と比べても、ランクが下になっています。
理由はいくつか考えられますが、よく言われているのは「経済の大部分を天然資源の輸出に頼っている国は、イノベーションや開発が進まない」ということです。
たとえばアラブ首長国連邦やカタールでは、人口のほぼ100%がインターネットを利用できます。
一方でイノベーションのレベルは低く、研究開発に投資するGDPも低いのです。
すでにインターネットが普及しているため、指標を改善する余地もあまりないといえます。
3. インターネットの普及率と技術開発レベルは一致しない
上述の通りアラブ首長国連邦やカタール、そしてアイスランドやルクセンブルクでは、インターネットが広く普及しています。
しかしLTEの普及率やデジタル競争力スコア、研究開発へ投資している割合においては、低スコアです。
インターネットの普及率が高い国は経済発展が進んでいる一方で、それが必ずしも技術の進歩につながっているわけではないといえます。
インターネットの普及率だけを重要視するのではなく、イノベーションへのさらなる支援が重要でしょう。
4. ヨーロッパ内で格差がある
ランキングの上位にはヨーロッパの国々がありますが、細かく見ていくとヨーロッパ内でばらつきがあります。
たとえば以下のような国です。
・北欧(デンマーク、スウェーデン)は、トップ10(2020年に引き続き)
・東欧(ハンガリー(36位)ポーランド(35位))は、ランキング下位
・西欧や中央ヨーロッパは、ランキング中盤
このヨーロッパ内の格差は今後も広がっていくのか、それとも縮まっていくのか、まだわからない状況です。
日本の順位は21位から7位と急成長!
2020年の同ランキングでは、日本は21位でした。
スマートフォンの普及率が高かった香港や台湾は、日本より上位に位置していたのです。
一方で2022年は7位と、順位を大きく上げました。
日本は研究開発に投資しているGDPの割合が高く、今後もまだ成長していくと考えられます。
ただデジタル競争力スコアランキングでは、日本は29位にとどまっています。
管理職の国際経験や、危機に対する企業の即応力などの項目で低スコアとなっており、改善の余地があるといえるでしょう。
デジタル競争力スコアについては下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
参考:【日本は29位に低下!】世界デジタル競争力ランキングを解説! | MailMate
まとめ:日本の技術力は世界で通用する
今回は「世界で最も技術的に進んだ国ランキング」の2022年版をもとに、世界の状況と日本の位置について解説してきました。
日本の技術力は世界でも通用しているので、今後のさらなる発展に期待したいところです。
近年では、日本でもDXが推進され、ペーパーレス化が進んでいます。
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