年賀状はデジタル化できる!おすすめサービス、年賀状じまい・やめる際の文例も紹介
年賀状は長年、日本の新年のあいさつとして親しまれてきましたが、近年ではSNSやメール、LINEなどデジタルでのやり取りが増え、紙の年賀状を見直す人も多いのではないでしょうか。手間やコストの負担、保管場所の問題など、忙しい現代人にとって紙の年賀状は負担になることも多いです。
そこで注目されているのが「年賀状のデジタル化」です。
本記事では、年賀状をデジタル化するメリットや方法、便利なサービスの紹介に加え、年賀状じまいの際の文例まで幅広く解説します。
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年賀状のデジタル化とは?
「年賀状のデジタル化」とは、これまで紙でやり取りしていた年賀状を、電子データとして扱うことを指します。たとえば、スマホやパソコンで作った年賀状をメールやLINEなどで送ったり、過去の年賀状をスキャンして画像データとして保存したりする方法です。最近では、専用アプリやSNSを使って送る“デジタル年賀状”も増えており、若い世代を中心に広まりつつあります。
忙しい年末でも手軽に送れて、保存や管理もラクになることから、「紙の年賀状をやめてデジタルに切り替える」人が少しずつ増加中です。
年賀状をデジタル化するメリット
年賀状をデジタル化すると、「手間の削減」や「コストの節約」など、忙しい現代人にぴったりのメリットがたくさんあります。ここでは、デジタル化によって得られる5つの主なメリットを、わかりやすく紹介していきます。
手間の削減になる
紙の年賀状を作るとき、デザインを選んで印刷して、宛名を書いて、投函して……と、意外とやることが多いですよね。特に年末の忙しい時期には、何十枚も書くのが負担に感じる人も多いかもしれません。
その点、デジタル年賀状なら作成も送信もスマホやパソコンひとつで完結します。テンプレートを使えば数分でデザインができ、送る相手を選んで「送信」を押すだけ。SNSやメールを使えば、住所を知らない相手にも気軽に送れるのも便利です。
「時間がなくて間に合わない!」なんて焦る心配もなし。また、受け取った年賀状も、量によっては管理が大変です。こちらもデジタル化すれば、整理の手間を減らせるのがメリット。ちょっとしたスキマ時間で作成できる・整理できるのが、デジタル化の大きな魅力と言えるでしょう。
コスト削減にもなる
年賀状は1枚あたりは安くても、枚数が増えると意外とお金がかかります。はがき代・印刷代・インク代を合わせると、毎年けっこうな出費になりますよね。
デジタル化すれば、そうしたコストをまるごとカットできます。メールやLINEなら無料で送れますし、デザインも無料テンプレートを使えば十分おしゃれ。印刷の失敗や買い足しの心配もなくなります。
また、デジタル年賀状なら「紙代や送料を気にせず気軽に送れる」ので、疎遠になりがちな人にもメッセージを届けやすくなります。節約しながら、心のつながりはしっかりキープできるのが嬉しいポイントです。
もらった年賀状をいつでも見返せる
もらった年賀状は、気づけばどこにしまったか分からなくなることも多いですよね。デジタル化しておけば、そんな「探す手間」から解放されます。
スマホやパソコンに保存しておけば、いつでも過去の年賀状を見返せますし、「この人からは今年も来たな」なんて振り返るのも簡単。フォルダ分けして整理すれば、家族や友人、仕事関係など分類して管理できるのも便利です。
さらに、クラウド保存しておけば端末が変わっても安心。年賀状を“思い出アルバム”のように楽しめるのも、デジタル化ならではの魅力です。
災害などが起きても紛失するリスクが減る
紙の年賀状は、水害や火災などの災害で失われてしまうこともあります。せっかくの思い出が一瞬で消えてしまうのは悲しいですよね。
でも、デジタルデータならそうしたリスクをぐっと減らせます。クラウドや外部ストレージに保存しておけば、たとえパソコンやスマホを壊しても、データ自体は安全に残ります。
また、整理のしやすさも魅力のひとつです。バックアップを取っておけば、家族写真入りの年賀状など大切な思い出もずっと残せます。形は変わっても、「思いをつなぐ手段」としてデジタル年賀状が新しい役割を果たしてくれます。
探しやすい
紙の年賀状だと、あとから「去年のあの人の年賀状どこいった?」と探すのがひと苦労。でも、デジタル化しておけば検索ひとつで一発です。
名前や送信年で絞り込みができるので、必要なときにすぐ取り出せます。たとえば「去年どんなデザインを送ったっけ?」と確認したいときも、フォルダを開くだけで簡単にチェック可能です。
さらに、画像管理アプリやクラウドを使えば、サムネイルで一覧表示もできて見やすいのもうれしいポイント。整理の手間が少なく、データが増えてもスッキリ管理できるのはデジタルならではです。
年賀状をデジタル化する方法
年賀状をデジタル化する方法はいくつかあります。たとえば、手元にある紙の年賀状をスキャンしてデータ化したり、スマホアプリを使ってデジタル年賀状を作ったりする方法です。
また、最近では「年賀状デジタル化サービス」と呼ばれる便利なツールも登場しており、デザインから送付、保管までを一括で行うこともできます。あなたの目的や使いやすさに合わせて、最適なやり方を見つけてみましょう。
年賀状をスキャンしてデータ化
手元に残っている過去の年賀状をデジタル化するなら、まずはスキャンから始めましょう。家庭用のプリンターに付いているスキャン機能や、スマホのスキャンアプリを使えば、手軽に画像データとして保存できます。
スキャンしたデータはフォルダ分けして整理したり、クラウドにアップしておけばいつでも見返せます。特にスマホで撮影するタイプのアプリは、傾き補正や自動トリミング機能がついているものも多く、紙のままよりもずっときれいに残せるのが魅力です。
枚数によっては少し手間がかかりますが、思い出を捨てずにすっきり保管できるので、「場所を取るけど捨てられない…」という人にもおすすめの方法です。
アプリやツールを使ってデジタルの年賀状を送る
近年は、年賀状をアプリやオンラインツールで作って送るスタイルも増えています。以前はLINEの「スマート年賀」が人気でしたが、2024年にサービス終了。その代わり、日本郵便が提供する「はがきデザインキット」が登場しました。アプリやブラウザ上で手軽にデザインを作成し、メール送信や自宅・コンビニプリント連携まで行えます。
また、Canvaなどの画像編集ツールを使ってオリジナルデザインの年賀状を作り、SNSやメッセージアプリで送るのもおすすめ。自由度が高く、自分らしい年賀状を手軽に作れるのが魅力です。「デザインする楽しさ」を味わいたい人にもぴったりの方法ですよ。
年賀状デジタル化サービスを利用する
もっと手軽に、そしてしっかり管理したい人には「年賀状デジタル化サービス」の利用もおすすめです。これは、届いた紙の年賀状を業者に送るだけでスキャン・データ化してくれるサービスで、スマホやPCから簡単に閲覧できるようになります。
たとえば、郵便物をデジタル化してクラウド上で確認できるサービスや、AIで宛名やメッセージを自動分類してくれるものも登場しています。
紙の束を整理する手間も省けて、過去の年賀状を安全に長期保存できるのがポイント。特に、実家やオフィスに年賀状を保管している人には便利な方法です。
年賀状デジタル化サービスのおすすめ
最近は、スマホやPCを使って年賀状を管理・作成できるサービスがたくさん登場しています。ここでは、「紙の年賀状をデジタル化したい」「もっと手軽にやり取りを済ませたい」という人にぴったりな3つのサービスを紹介します。
MailMate
「MailMate(メールメイト)」は、紙の郵便物をクラウド上で管理できる“クラウド私書箱サービス”です。自宅や会社に届いた郵便物をMailMateが代わりに受け取り、スキャンしてPDF化。パソコンやスマホからいつでも確認できるようになります。
年賀状も例外ではなく、届いたものをデジタル化しておけば、外出先でもすぐにチェック可能。長期出張や海外赴任中でも、大切な手紙を見逃さずに済みます。さらに、郵便物を検索したり、家族のアカウントと共有したりできるなど、使い勝手も抜群で利用方法も簡単。
個人向け・家族向け・シニア向けといったプランも用意されており、「離れて暮らす家族の年賀状を代わりに管理したい」といったニーズにも対応しています。紙の郵便物をスマートに整理したい方におすすめのサービスです。
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はがきデザインキット
「はがきデザインキット」は、日本郵便が提供する無料の年賀状作成ツール。パソコンやスマホから操作でき、豊富なテンプレートを使って誰でもかんたんにおしゃれな年賀状を作ることができます。
アプリ版では、EPSON・Canon・brother製プリンターとの連携で自宅印刷が可能。ウェブ版ではPDFデータをダウンロードしてコンビニ印刷もできます。さらに、作ったデザインをLINEで送信できる機能もあり、紙を使わずに“デジタル年賀状”として送ることも。
「忙しくて印刷や投函が難しい」「SNSで手軽に挨拶を済ませたい」そんな人にぴったりのツールです。直感的に操作できるので、デザイン初心者でも安心して使えますよ。
年賀コレクション
「年賀コレクション」は、届いた年賀状をスマホで撮影し、データとして保存できる無料アプリです。「捨てるのはもったいないけど、保管スペースがない…」という悩みを解決してくれます。
撮影するだけで年賀状のデータ化が完了し、宛名面もスキャンして住所録として管理可能。年ごと・人ごとに分類できる「つながり機能」もあり、過去の年賀状を簡単に整理できます。
さらに、撮影した画像はスマホフォルダにも保存できるので、アプリを消しても安心。大切な思い出をきれいなまま残したい方や、家族でデータを共有したい方にぴったりです。
年賀状じまいでデジタル化する際の文例
最近では、「今年で年賀状のやり取りを終わりにします」という“年賀状じまい”をする人も増えています。背景には、年賀状を書く時間の確保が難しくなったり、デジタルでの連絡が主流になったりといった変化があります。
ただし、長年の付き合いがある相手には「いきなりやめます」では少し冷たく感じられることも。そんなときは、感謝の気持ちを添えて丁寧に伝えるのがポイントです。
ここでは、年賀状じまいを伝えながら、今後はデジタルでのやり取りに切り替える旨を伝える文例を紹介します。
フォーマルな文例(目上の方・取引先などに)
新年あけましておめでとうございます。
長年、心のこもった年賀状をいただき誠にありがとうございました。
誠に勝手ながら、近年の生活様式の変化に伴い、本年をもちまして年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことといたしました。
今後はメールでのご挨拶とさせていただきますが、変わらぬお付き合いをいただけますと幸いです。
親しい友人・知人向けの文例
あけましておめでとうございます!
毎年すてきな年賀状をいただき、本当にありがとうございます。
最近はSNSやLINEなどでご挨拶をすることが増えたため、今年からは紙での年賀状をお休みすることにしました。
新年のご挨拶はメッセージで送ることになりますが、来年も変わらず仲良くしてね!
ビジネス関係向けの文例(社外・取引先など)
謹賀新年
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
誠に恐縮ではございますが、業務効率化および環境配慮の観点から、本年より年賀状の送付を控えさせていただくことといたしました。
今後はメール等にてご挨拶申し上げますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
年賀状をデジタル化する際の注意点
デジタル化は便利ですが、一方で注意が必要な点もいくつかあります。
こちらの項目では、デジタル年賀状を送る際に気を付けたい3つのポイントを紹介します。相手に失礼のないようにしつつ、安心してデジタル化を進めましょう。
送る相手に合わせた方法を選ぶ
デジタル年賀状は、送る相手の環境に合わせることが大切です。
特に高齢の方や、スマホ・パソコンをあまり使わない方には、LINEやメールで送ることができない可能性があります。
そうした場合は、年賀状デザインを印刷して郵送するか、電話やはがきで簡単なあいさつを伝えるなど、相手にとって負担のない方法を選びましょう。
便利さを優先しすぎず、「相手にきちんと伝わるか」を意識するのがポイントです。
住所録データなどの個人情報の取り扱い
住所録や宛名データをデジタル化する際は、個人情報の保護が欠かせません。
クラウドやアプリに保存する場合は、セキュリティ対策がしっかりしているサービスを選びましょう。
特に無料のアプリやサイトを使うときは、データの扱いが不明確なこともあるので注意が必要です。
パスワードを複雑にしたり、共有端末でログイン情報を残さないなど、基本的なセキュリティ対策も忘れずに。
マナーを守る
デジタルでも、年賀状は新年のあいさつを伝える大切な文化です。
送る相手の年齢や立場、関係性に合わせて、カジュアルすぎる内容やスタンプだけのあいさつは避けたほうが安心です。
また、ビジネス関係の相手には、堅めの文章やシンプルなデザインを選ぶなど、形式を整えると印象が良くなります。
デジタル化しても「心を込める」という点を忘れずに送りましょう。
関連記事:年賀状の受け取りをやめたい!受け取り拒否のやり方・角が立たない伝え方を解説
年賀状デジタル化に関するよくある質問
年賀状をデジタル化する際に、多くの方が疑問に思うポイントをまとめました。
スマホではがきを作成できる無料アプリは?
スマホで簡単に年賀状を作成できる無料アプリはいくつか存在します。
代表的なものに、日本郵便が提供する「はがきデザインキット」があり、スマートフォンやパソコンから直感的に操作して作成可能です。
写真やイラストの取り込みも簡単で、テンプレートを使えばデザインの知識がなくてもおしゃれな年賀状が作れます。
完成した年賀状は、自宅のプリンターやコンビニで印刷することも可能で、紙の年賀状として送ることもできますし、データとしてLINEやメールで送ることもできます。
LINEのスマート年賀の基本料金はいくらですか?
LINEのスマート年賀は、以前提供されていたサービスで、個人向けに手軽にデジタル年賀状を送れる機能でした。
2024年以降は提供が終了しており、現在は日本郵便の「はがきデザインキット」などのサービスに移行しています。
無料テンプレートを利用して自宅印刷する場合は費用がほとんどかからず、手軽にデジタル年賀状を楽しむことができます。コンビニ連携には80円/1枚の費用がかかります。
年賀状デジタル化まとめ
年賀状のデジタル化は、手間やコストの削減、データ管理の利便性など、多くのメリットがあります。
デジタル化する方法は、スキャンしてデータ化する方法や、専用アプリ・サービスを利用する方法などさまざま。
一方、便利さだけではなく、送る相手への気遣いや、個人情報の安全な管理が重要な側面もあります。
便利さと気配りを上手に両立させることで、従来の紙の年賀状に負けない、心のこもった新年のあいさつをデジタルで届けることができるでしょう。
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