帳簿エクセル無料テンプレート|仕訳帳・出納帳など種類別と青色申告の注意点
国税庁や弥生、Microsoftなどは、無料で帳簿テンプレートのエクセル版を配布しています。
個人事業主が白色申告をする、あるいは青色申告の10万円控除を受けるには、シンプルな帳簿テンプレートで十分です。
一方で青色申告の複式簿記による控除(65万円など)を受けるなら、仕訳帳や総勘定元帳まで作れるものを利用するとよいでしょう。
普段の業務とは別で発生する帳簿管理は、手間もコストもできるだけ省いておきたいところ。
無料のエクセルテンプレートを利用すれば、効率よくコストをかけずに帳簿管理ができますよ。
本記事では手軽にダウンロードできるおすすめテンプレートをご紹介するので、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。
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帳簿とは?その仕組みについて
まずは帳簿って何?という方のために、簡単に帳簿についてご説明します。
帳簿って何?
帳簿とは、お金の出入りや取引内容を記録するための書類のことです。主に、以下の目的で使われます。
収入と支出の管理:日々の金銭の取引を記録し、収支を分かりやすく記録します。
税務申告時には基礎資料となる:確定申告や税務調査時には、その時求められた記録を提出する必要があります。その時に帳簿が大切な資料となります。
経営状況の把握:明確に収支状況を記載することで、事業や個人の経済状況を客観的に分析できます。
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帳簿の種類とその特徴
帳簿にはさまざまな種類があります。代表的なものは以下の通りです。
現金出納帳:現金の収支を記録する帳簿。
仕訳帳:日々の取引を記録する基本的な帳簿。
総勘定元帳:仕訳帳のデータをもとに勘定科目ごとにまとめた帳簿。
売掛帳・買掛帳:売掛金や買掛金の管理に使われる帳簿。
また、帳簿には主要簿と補助簿があります。それぞれの役割を説明します。
主要簿
主要簿は、すべての取引を記録する基本となる帳簿です。主に以下の2つがあります。 ・仕訳帳:日付順にすべての取引を記録する帳簿です。 ・総勘定元帳:仕訳帳をもとに、取引内容を勘定科目ごとに整理した帳簿です。 これらの主要簿は、経理の基本となる記録で、経営状況や税務申告の際の基礎となる重要な資料です。
補助簿
補助簿は、主要簿を補うための詳細な帳簿のことです。特定の取引や勘定科目に絞って記録を付けます。主な種類は以下の通りです。 ・現金出納帳:現金の出入りを管理する帳簿です。 ・売掛帳・買掛帳:売掛金や買掛金の管理に使用する帳簿です。 ・経費帳:日々の経費を記録する帳簿です。 ・固定資産台帳:固定資産を管理する際に使われる帳簿です。 補助簿を使って特定の取引を詳しく記録し、主要簿を補完することにより、より正確な管理ができるようになります。
なぜ帳簿が必要なの?
ここまで読むと、一言で帳簿と言っても色々と種類があることがわかりました。
なんだかややこしそうで、全て理解するのは少し億劫ですよね。
なぜこんなに細かく種類分けをして、管理しておく必要があるのでしょう。
そもそもの帳簿の役割として、単にお金の収支記録を残すだけでなく、以下の理由からもとても重要とされています。
経費や利益の可視化:無駄な支出を見直し、利益を目で見てわかりやすい形にして、より利益を上げられるようにするため。
税務上の義務:事業所得・不動産所得などがある個人は、白色申告でも記帳と帳簿の保存が必要。所得税の申告が不要な人も対象です。
資金計画の立案:今後の資金繰りや経営計画を立てる際、きちんと保管・管理された帳簿が必要になります。
なお白色申告(個人)の場合、税務上の保存期間は次のとおりです。
保存が必要な帳簿・書類 |
保存期間 |
|---|---|
収入金額や必要経費を記載した帳簿(法定帳簿) |
7年 |
業務に関して作成したそれ以外の帳簿 |
5年 |
決算に関して作成した棚卸表などの書類 |
5年 |
領収書などの書類 |
5年 |
出典:個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について|国税庁
青色申告の個人は、仕訳帳・総勘定元帳などの帳簿を原則7年間、法人は帳簿・書類ともに原則7年間保管します。
売上の帳簿を保存していない、あるいは記載が不十分であることが税務調査で判明すると、過少申告加算税・無申告加算税に5%または10%が加重されるので注意してください。
帳簿の作り方で控除額は変わる
上述したように、帳簿は事業や個人の経済状況を把握するために欠かせないものです。
ただし青色申告特別控除の額は、記帳方法(簡易簿記または複式簿記)と申告方法(書面またはe-Tax)によって変わります。
特に2027年(令和9年)分の所得税からは、書面申告の控除上限額が10万円になりますし、前々年の事業所得・不動産所得の収入金額が1,000万円を超えると、簡易簿記の10万円控除も使えなくなってしまいます。
エクセルで作った帳簿でも確定申告はできますが、記帳方法と申告方法によって控除額が変わる点には注意しなければなりません。
エクセルの帳簿でどこまで控除を受けられるか、詳しくチェックしていきましょう。
参考:簡易簿記による10万円の青色申告特別控除を適用している皆様へ|国税庁
エクセルの帳簿で受けられる青色申告特別控除(2027年分からの変更)
エクセルの帳簿でも、複式簿記で記帳してe-Taxで申告すれば、65万円の青色申告特別控除を受けられます。
ところが2027年分から新設される最大75万円の控除は、エクセルの帳簿では受けられないのが一般的です。
記帳方法・申告方法別の控除額
2026年分の確定申告までは、これまでどおり10万円〜65万円の控除を受けられます。
2027年分の確定申告、つまり2028年の2〜3月に申告する分からは、以下のように制度が変わります。
記帳方法・申告方法 |
2026年(令和8年)分まで |
2027年(令和9年)分から |
|---|---|---|
簡易簿記 |
10万円 |
10万円 ※前々年の収入金額が1,000万円超なら0円 |
複式簿記+書面申告 |
55万円 |
10万円 |
複式簿記+e-Tax |
65万円 |
65万円 |
複式簿記+書面申告+優良な電子帳簿 |
65万円 |
10万円 |
複式簿記+e-Tax+優良な電子帳簿またはデジタルシームレス保存 |
65万円 |
最大75万円 |
※「前々年の収入金額」とは、事業所得または不動産所得に係る収入金額です。不動産所得は事業的規模の人だけが対象外となり、業務的規模の人は引き続き最大10万円の控除を受けられます。
※55万円以上の控除は、複式簿記で記帳し、損益計算書と貸借対照表を添付して期限内に申告することが前提です。
出典:優良な電子帳簿の保存又はデジタルシームレス保存により75万円の青色申告特別控除を適用しましょう!|国税庁
エクセルの帳簿は「優良な電子帳簿」になりにくい
優良な電子帳簿とは、操作説明書の備え付けなどの基本要件に加えて、以下の要件も満たしたものを指します。
訂正・削除・追加等の履歴が残る
帳簿間に相互関連性がある
取引等の日付・金額・相手方に関する検索機能がある
エクセルの帳簿はセルを自由に書き換えられて、訂正や削除等の履歴も残りません。
それゆえ通常の使い方では、「優良な電子帳簿」の要件を満たすことができないのです。
エクセルの帳簿で控除を最大化する方法
エクセルの帳簿でも、最大65万円の控除が受けられます。
そのためには仕訳帳と総勘定元帳を作成し、複式簿記で記帳したうえ、確定申告書と青色申告決算書(貸借対照表を含む)をe-Taxで期限内に送信してください。
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」からも送信できます。
一方で最大75万円の控除を受けるなら、優良な電子帳簿に対応した会計ソフトへの移行が必要です。
優良な電子帳簿で控除を受ける際は、1月1日から要件を満たさなければならない点、確定申告期限までに適用を受ける方法に応じた届出書を税務署に提出しておかねばならない点に注意しましょう。
法的要件を満たした会計ソフトは、「JIIMA認証情報リスト」から確認できますよ。
【帳簿の種類別】テンプレートの選び方
申告の種類や記帳方法によって、必要となる帳簿は異なります。
自分がどれに当たるか確認したうえで、必要な帳簿が揃うテンプレートを選びましょう。
申告の種類 |
記帳方法 |
必要な帳簿 |
おすすめテンプレート |
|---|---|---|---|
白色申告 |
簡易な記帳 |
売上・仕入・経費を1枚にまとめた帳簿 |
国税庁「帳簿の様式例」、弥生「白色申告用 簡易帳簿」 |
|
青色申告 (10万円控除) |
簡易簿記 |
現金出納帳・売掛帳・買掛帳・経費帳・固定資産台帳など |
弥生の各帳簿テンプレート、bizocean「売掛帳」「買掛帳」、freee「現金出納帳」 |
|
青色申告 (65万円控除など) |
複式簿記 |
仕訳帳・総勘定元帳(主要簿)、必要に応じて補助簿 |
弥生「仕訳帳」「総勘定元帳」 |
【白色申告】売上・仕入・経費を1枚にまとめる
白色申告では、取引年月日や相手方、金額の記録が必要です。
少額の現金売上や経費の場合、1件ごとではなく日々の合計額をまとめて書く簡易な方法も認められています。
国税庁の「帳簿の様式例」など、収入と経費を1枚にまとめたテンプレートが使いやすいでしょう。
【青色申告 10万円控除】補助簿を組み合わせる
青色申告で10万円控除を受けるには、簡易簿記による記帳が必要です。
簡易簿記では、事業形態に応じて以下の補助簿を組み合わせます。
現金出納帳
売掛帳・買掛帳(掛取引がなければ不要)
経費帳
固定資産台帳(減価償却する資産がなければ不要) など
なお2027年分からは、前々年の収入金額が1,000万円を超えると、簡易簿記の10万円控除は受けられません。
経費帳については、経費管理向けのテンプレートも参考になりますよ。
【青色申告 65万円控除】仕訳帳・総勘定元帳を作成する
65万円控除を受けるには、複式簿記による記帳が必要です。
そのためにはすべての取引を仕訳帳に記録し、勘定科目ごとに総勘定元帳へ転記しなければなりません。
仕訳帳と総勘定元帳が別々のファイルにあると、手間がかかるうえに転記ミス・計算ミスが増えるため、取引が多い人は会計ソフトの利用も検討しましょう。
おすすめの無料エクセル帳簿テンプレート
ここからは、国税庁や会計ソフト会社が無料で配布しているもののなかから、筆者がオススメする以下のエクセル帳簿テンプレートをご紹介します。
帳簿の様式例(事業所得者用)
仕訳帳テンプレート
総勘定元帳テンプレート
白色申告用 簡易帳簿テンプレート
売掛帳・買掛帳テンプレート
現金出納帳テンプレート
収支管理テンプレート
エクセルテンプレート利用前の注意点
エクセルで作成した帳簿は、印刷して紙で保存しても構いません。
もしデータのまま保存する場合は、電子帳簿保存法に定められた以下の要件を満たすようにしてください。
帳簿を作るシステムの概要書、操作説明書などを備え付ける
パソコンとプリンタを用意し、画面と紙にすぐ出力できる状態にする
税務職員に求められたら、データを提出(ダウンロード)できる状態にする
注意すべきは、PDFや画像に変換して保存するだけでは、この要件を満たさない点。
検索しにくい形式で残していると、「データ提出の求めに応じられる」とは認められないため、エクセルファイルそのものや、CSV形式のデータをあわせて残しておきましょう。
1. 帳簿の様式例(事業所得者用)|国税庁
配布元:国税庁「個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について」
対応する帳簿の種類:売上・仕入・経費をまとめた帳簿
ファイル形式:Excel、PDF
自動計算の有無:無
国税庁が配布している、個人事業者向けの帳簿テンプレートです。
年月日・摘要の横に、売上・雑収入等・仕入と、給料賃金や地代家賃などの列が並んでおり、収入と経費をまとめて記帳できます。
同じページで記帳のしかたも確認できるため、白色申告の人が最初に使う帳簿としておすすめです。
2. 仕訳帳テンプレート|弥生
配布元:弥生「仕訳帳の無料エクセルテンプレート」
対応する帳簿の種類:仕訳帳(主要簿)
ファイル形式:Excel
自動計算の有無:要確認
弥生の仕訳帳テンプレートでは、すべての取引を日付順に借方・貸方で記録します。
複式簿記の出発点となる帳簿であるため、青色申告で複式簿記による控除(65万円など)を受ける人は、総勘定元帳とセットで用意してください。
税理士が監修したテンプレートなので、安心して利用できます。
3. 総勘定元帳テンプレート|弥生
配布元:弥生「総勘定元帳の無料エクセルテンプレート」
対応する帳簿の種類:総勘定元帳(主要簿)
ファイル形式:Excel(基本版・インボイス対応版)
自動計算の有無:要確認
弥生には仕訳帳の内容を勘定科目ごとに転記するための、総勘定元帳テンプレートもあります。
損益計算書・貸借対照表などの決算書は、この帳簿をもとに作成します。
ただしエクセルでは、仕訳帳からの転記を自分で行う点に注意が必要です。
取引が多いと手間がかかり転記ミスも増えるため、必要に応じて会計ソフトの利用も検討しましょう。
4. 白色申告用 簡易帳簿テンプレート|弥生
配布元:弥生「白色申告用 簡易帳簿の無料エクセルテンプレート」
対応する帳簿の種類:簡易帳簿(単式)
ファイル形式:Excel(基本版・インボイス対応)
自動計算の有無:要確認
弥生の簡易帳簿テンプレートは、白色申告を行う人向けです。
簡易帳簿では、取引を1件ずつ記帳するのではなく、日々の合計額をまとめて記帳できる取引もあるため、手軽に帳簿を付けられます。
5. 売掛帳・買掛帳テンプレート|弥生・bizocean
配布元:弥生「売掛帳の無料エクセルテンプレート」「買掛帳の無料エクセルテンプレート」、bizocean「売掛帳・売掛管理表」「買掛帳・買掛金管理表」
対応する帳簿の種類:売掛帳・買掛帳(補助簿)
ファイル形式:Excel
自動計算の有無:弥生 要確認、bizocean 有
弥生やbizoceanには「売掛帳」「買掛帳」のテンプレートがあり、売掛金や買掛金の発生と回収・支払い状況を管理できます。
請求書を出して後日入金される取引が多い事業者の場合、 回収漏れや支払い漏れの防止にも役立ちます。
なおbizoceanでは、ほかにもさまざまなビジネス書式テンプレートがダウンロードできます。
6. 現金出納帳テンプレート|freee
配布元:freee「現金出納帳の無料Excelテンプレート」
対応する帳簿の種類:現金出納帳(補助簿)
ファイル形式:Excel
自動計算の有無:有
freeeが提供する現金出納帳テンプレートには自動計算機能があり、 現金の出入りを日付ごとに記録すると、残高が自動で計算されます。 「日付」「摘要」「収入」「支出」「残高」の基本項目が揃っていて、整理されており使いやすくなっています。
シンプルなフォーマットになっており、初めての方にも使いやすくデザインされているのもメリットの一つ。 現金取引が多い方にも最適です。
7. 収支管理テンプレート|Microsoft
配布元:Microsoft「収支管理表」
対応する帳簿の種類:収支の一覧表
ファイル形式:Excel
自動計算の有無:有
Microsoftの収支管理テンプレートは、エクセルの機能をフルに活用したシンプルでわかりやすい帳簿が魅力です。
個人の収支管理や家計簿としても使えるテンプレートであり、グラフ機能付きなので月ごとの支出内訳を可視化できます。
事業用と個人用の帳簿を兼ねて使うこともできますが、確定申告に使う帳簿として使う場合は、取引年月日や相手方、金額を記録する列があることを確認してください。
エクセルで十分な人と会計ソフトに移行すべき人の違い
取引件数が少なく、白色申告か青色申告の10万円控除で申告する人は、エクセルの帳簿でも十分でしょう。
それに対して、取引件数が多い人や、控除を受けるために複式簿記が必要な人は、会計ソフトを利用するほうが手間とミスを減らせます。
判断ポイント |
エクセルで十分な人 |
会計ソフトが向いている人 |
取引件数 |
少ない |
多い、銀行やカードの取引が多い |
記帳方法 |
白色申告、青色申告の簡易簿記(10万円控除) |
青色申告の複式簿記(65万円・75万円控除) |
申告方法 |
書面またはe-Tax |
e-Tax+優良な電子帳簿 |
消費税・インボイス |
免税事業者 |
課税事業者 |
複式簿記に会計ソフトが有利な理由
エクセルでは、仕訳帳から総勘定元帳への転記や、決算書の作成を自分で行います。
一方で会計ソフトは、入力した仕訳がほかの帳簿へ自動で転記・集計されるうえ、損益計算書や貸借対照表の作成も可能。
国税庁も記帳指導の案内で、「会計ソフトを利用すれば、日々の取引内容を入力するだけで簡単に記帳できる」として利用を勧めています。
また消費税の課税事業者は、税率ごとの区分など記帳項目が増えるため、免税事業者よりも入力ミスが起きやすくなります。
そのため会計ソフトへの移行を検討する目安になるでしょう。
エクセルのデータは会計ソフトに取り込める
会計ソフトへ移行しても、エクセルの帳簿データが無駄になるわけではありません。
たとえば「やよいの青色申告 オンライン」では、帳簿などのCSVファイルから取引の取込が可能です。
つまりエクセルデータをCSV形式で保存し、列の対応を設定すれば、それまでのデータも取り込めます。
ほかにも無料で使える会計ソフトや初年度無料のプランもあるので、取引が増えてきたら試してみるとよいですね。
また小規模事業者が会計ソフトを導入する場合、「デジタル化・AI導入補助金」で導入費用の最大80%が補助される可能性があります。
MailMateの無料レシートスキャン機能で経費管理をさらに効率化
帳簿の管理を一段と便利にするツールとして、MailMateの無料レシートスキャン機能を活用することもおすすめです。この機能は、レシートや領収書をMailMateのアプリでスキャンし、デジタルデータとして取り込むことができます。これにより、手動での入力作業が減り、会計処理が大幅に効率化されます。
主な特徴:
無料で利用できるため、手軽に領収書の整理ができる
シンプルな作りになっており、直感的な操作が可能
領収書を撮影・スキャンすると電子データを保存可能
クラウド型なので、どこからでもアクセスできる
対応業種:
小規模企業やフリーランスに特化
MailMateのレシートスキャン機能の特長
自動データ変換
MailMateのレシートスキャン機能は、レシートの写真から日付、金額、支払い先などの情報を高度OCR技術を利用して自動で読み取り、デジタルデータに変換します。これにより、経費の記録がより正確かつスピーディに行えます。
タグ付けやフィルター機能で整理 取り込んだデータは、「経費」タグなど好きなタグをつけることができ、費用のカテゴリ、支払い方法などによってフィルタリングできるため、後の管理が簡単です。
紙のレシートの管理が不要 レシートをデジタル化しておけば、日付や支払先から必要なレシートを探せるため、帳簿への転記や確定申告の準備が楽になります。ただし紙のレシートや領収書も捨てずに保存してください。電子帳簿保存法のスキャナ保存要件を満たさないデータは、税法上の保存書類として扱われないため注意しましょう。
リアルタイムの経費トラッキング レシートをスキャンするだけで、経費が即座にデータベースに反映されるため、リアルタイムで経費の状況を把握できます。これにより、支出の傾向を迅速に分析し、無駄なコストを抑えることができます。 スキャンの手順は以下の通りです。
よくある質問
最後に、無料のエクセルテンプレートについて、よくある質問に回答します。
エクセルで帳簿を作ってもよいですか?
はい、エクセルで作った帳簿も確定申告に使えます。
テンプレートを使う場合は、取引の年月日・相手方・金額など、必要な事項が記載されているものを選びましょう。
ただし2027年分から新設される青色申告の75万円控除を受ける場合は、エクセルの帳簿は対象外になると考えられます。
エクセルの帳簿で青色申告の65万円控除は受けられますか?
以下の条件を満たせば、受けられます。
仕訳帳と総勘定元帳を作って複式簿記で記帳する
申告にe-Taxを利用する
確定申告書と青色申告決算書(貸借対照表を含む)を期限内に送信する
なお書面申告の場合は、2026年分までは55万円、2027年分からは10万円が上限となります。
白色申告でも帳簿は必要ですか?
必要です。
事業所得や不動産所得、山林所得を生じる業務を行う人は、白色申告でも記帳と帳簿書類の保存が義務付けられています。
所得税の申告が不要な人も対象なので、注意してください。
ただし白色申告では、日々の合計額をまとめて書くなど、簡易な記帳も認められています。
帳簿は何年保存する必要がありますか?
個人事業者の場合、原則7年の保存が必要です。
白色申告なら、収入や経費を記載した帳簿は7年、それ以外の帳簿や領収書などの書類は5年間保存します。
青色申告なら、帳簿は7年、書類は種類によって5年または7年保存してください。
法人は帳簿・書類ともに原則7年、欠損金が生じた事業年度は10年です。
エクセルで作った帳簿は印刷して保存しないといけませんか?
印刷せずに保存することも可能です。
とはいえデータのまま保存するには、以下の要件を満たさなければなりません。
操作説明書などを備え付ける
画面と紙へすぐ出力できる状態にする
税務職員の求めに応じてデータを提出できる状態にする
PDFや画像データでは要件を満たさないため、ExcelやCSV形式のデータも残しておきましょう。
また帳簿をデータとして保存する場合、原則として年の途中から切り替えることはできません。
仕訳帳と総勘定元帳はどちらも必要ですか?
青色申告で複式簿記による控除を受けるなら、どちらも必要です。
仕訳帳にすべての取引を日付順に記録し、それを総勘定元帳に転記しなければなりません。
なお白色申告の人や、青色申告で簡易簿記による控除を受ける人は不要です。
領収書をスキャンしたら紙は捨ててもよいですか?
電子帳簿保存法で示された「スキャナ保存」の要件をすべて満たしていれば、捨てても構いません。
スキャナ保存の主な要件には、以下があります。
200dpi以上・カラーで読み取る
受領後おおむね7営業日以内に入力する
タイムスタンプを付与する
日付・金額・取引先で検索できるようにしておく など
スキャン後、データと紙の内容が同じか確認してから捨ててください。
要件を満たさないデータは税法上の保存書類として扱えないため、紙も保存が必要となります。
まとめ
エクセルの帳簿テンプレートは、国税庁や弥生、freeeなどが無料で配布しています。申告方法や受ける控除額に応じて、必要なテンプレートを活用するとよいでしょう。
なお2027年分からは、書面申告の控除上限が10万円になります。新設される75万円の控除は、一般的にエクセルの帳簿では受けられません。そのため取引が増えてきたら、会計ソフトへの移行も検討するとよいですね。
そしてMailMateのレシートスキャン機能をテンプレートと併用することで、入出金の管理が容易になり、帳簿付けがさらに効率的かつ正確になります。手動入力の負担を軽減し、データの正確性を保ちながら、財務管理を強化することが可能です。ビジネスにおける経費管理の一環として、この機能を導入することで、作業時間の短縮と業務の透明性向上が期待できます。
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