【日本の大学もランクイン】世界大学ランキング2024|概要と結果を解説

【日本の大学もランクイン】世界大学ランキング2024|概要と結果を解説

(※この記事は、2024年5月14日に更新されました。)

「世界大学ランキングとは?」

「評価の基準は?」

「世界大学ランキングでトップ10にランクインしている大学は?」

上のように、世界大学ランキングでどの大学が上位にランクインしているのかや、自分の通っている、あるいは通っていた大学は何位なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、世界大学ランキングとは何か解説し、最新版であるTHE世界大学ランキング2024の結果を紹介していきます。

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世界大学ランキングとは


世界大学ランキングとは

世界大学ランキングとは、毎年イギリスの高等教育専門誌・Times Higher Education(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション、略称THE)が発表しているランキングです。2023年9月27日に、2024年版のランキングが発表されました。

2024年のTHE世界大学ランキングの対象は108カ国、1904校にも及び、過去最大規模となっています。また適格基準を満たしていなかったためランキングには入っていないものの、「報告者」として情報を提供した大学も769校あります。

5分野・17指標で評価している

ランキングの元となる柱は5つあります。

  • 教育

  • 研究環境

  • 研究の質

  • 産業界

  • 国際性

さらに教育については「教育の評判」「教職員数と学生数の比率」など、研究環境については「研究の評判」「研究の収入」「研究の生産性」というように、合計で17個の指標があります。指標ごとに重みづけがされており、たとえば「研究の評判」は18%、「産業収入」は2%のように大きな差が出ています。

THEの世界大学ランキングでは指標ごとにスコアを付けたうえで、総合スコアを元に順位を付けています。

参考:World University Rankings 2024: methodology | Times Higher Education (THE)

THE世界大学ランキング2024の結果


THE世界大学ランキング2024の結果

THE世界大学ランキング2024の評価基準には、特許取得など新たに4つの指標が追加されました。2023年以前とは、5分野の分け方や重みづけも変わっています。

それを踏まえたうえで、世界大学ランキング2024の結果を見てみましょう。

1位はオックスフォード大学!トップ10はアメリカ・イギリスが独占


世界大学ランキング2024のトップ10は以下の通りです。

順位

大学名

前回順位

1

オックスフォード大学

1

2

スタンフォード大学

3

3

マサチューセッツ工科大学

5

4

ハーバード大学

2

5

ケンブリッジ大学

3

6

プリンストン大学

7

7

カリフォルニア工科大学

6

8

インペリアル・カレッジ・ロンドン

10

9

カリフォルニア大学バークレー校

8

10

イェール大学

9

参考:World University Rankings 2024 | Times Higher Education (THE)

オックスフォード大学は総合スコア98.5で、なんと8年連続で1位にランクインしています。またトップ10に入った大学のうち1位・5位・8位はイギリスの大学で、他はすべてアメリカの大学です。

アジア内ではトップ20に中国の清華大学(12位)、北京大学(14位)、シンガポール国立大学(19位)がランクインしています。それ以外にもアジア内からは多くの大学が、2024年のランキングに新規参入しています。

THE世界大学ランキング2023との比較


THE世界大学ランキング2023との比較

2023年と順位は変わっているものの、トップ10の大学が変化したわけではありません。スタンフォード大学が「教育」で最も高いスコアを出している一方、「研究環境」ではオックスフォード大学とケンブリッジ大学がトップを争っています。また2024年にできた指標「研究の質」は、マサチューセッツ工科大学が1位になっています。

また2024年に初めてランクインした国はコソボ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、北マケドニア、アルメニアの4つで、すべてヨーロッパの国です。2023年に初めてランクインしたのは全てアフリカの国だったので、ここには変化が見られます。

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THE世界大学ランキング2024における日本の大学の順位


THE世界大学ランキング2024における日本の大学の順位

THE世界大学ランキングには、日本の大学も多くランクインしています。特に2024年は評価指標が変わったこともあり、これまでランキング対象外だったところから、初めてランク内に入った大学も多くありました。

それでは世界大学ランキングにおける、日本の大学トップ10を見ていきましょう。

日本の大学1位は東京大学!京都大学など国立大学がトップ10を独占


日本大学ランキング

世界大学ランキング

大学名

1

29

東京大学

2

55

京都大学

3

130

東北大学

4

175

大阪大学

5

191

東京工業大学

6

201–250

名古屋大学

7

301–350

九州大学

8

351–400

北海道大学

8

351–400

筑波大学

10

401–500

東京医科歯科大学

これまでも日本の1位は東京大学でしたが、2023年から2024年にかけては39位から29位と順位が10も上がる結果となりました。個別の順位が分かる200位以内にランクインした大学数は、2023年の2校から増えて5校となり、全体的に大きく順位を上げています。

501位以降には私立大学や公立大学もランクイン


ランキングの500位以内はすべて国立大学でした。ただ501位以降には私立大学、公立大学も入っており、601-800位に会津大学や順天堂大学、慶應義塾大学などが、801-1000位に早稲田大学や横浜市立大学、京都府立大学などがランクインしています。

なかでも研究の質や研究生の多さが評価に大きく関わるため、医学系や理工系の学部を持つ大学が多くランクインしました。

課題となるのは「国際性」スコアの低さ


課題となるのは「国際性」スコアの低さ

たとえば東京大学のスコアを分野別にみると、以下のようになっています。

  • 教育:93.9

  • 研究環境:94.2

  • 研究の質:67.8

  • 産業界:100.0

  • 国際性:49.7

参考:The University of Tokyo | World University Rankings | THE (timeshighereducation.com)

京都大学もスコア分布が似ており、「研究の質」が60.0、「国際性」が「45.7」です。特に「国際性」の低さが総合スコアに影響していると考えられます。

「国際性」では、留学生の割合や国際的な共同研究などが指標となっています。いかに国際性を高めていくかという点が、日本の大学の課題といえるでしょう。

まとめ|盤石のトップ10、日本勢躍進


今回は、世界大学ランキングについて評価指標やスコアの算出方法などを解説するとともに、THE世界大学ランキング2024の結果をご紹介しました。

ランキングのトップ10は、8年連続で1位にランクインしているオックスフォード大学やハーバード大学、マサチューセッツ工科大学などアメリカとイギリスの名門大学が独占しています。

アジア最高位となったのは、中国の清華大学で12位と2023年版の16位から4つ順位を上げ、トップ10入りも見えてきています。

日本では、今回から新たに加わった評価指標が好影響をもたらし、東京大学が前回39位から一気に29位までランクアップするなど、日本勢の躍進が見られる結果となりました。

今後、アジアあるいは日本の大学が、アメリカとイギリスによって独占状態のトップ10の座を脅かすことはできるのか注目です。

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