【世界最高の国ランキング2023年】日本の順位は6位!その理由も解説
「世界最高の国ランキングとは?」
「日本は何位にランクインしているの?」
「他の国のランキングが気になる!」
この記事は、上のような疑問をお持ちの方に向けて書かれています。
本記事では、世界最高の国ランキングとは何なのかを解説するとともに、2023年最新の結果とランキングの詳細についてもご紹介します。
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世界最高の国ランキングとは?
2023年9月、アメリカのU.S.二ューズ&ワールド・レポート誌が「世界最高の国ランキング」を発表しました。このランキングは87カ国を対象として毎年実施されており、今回が8回目となります。2023年は3月17日から6月12日の期間で、36カ国・17,000人以上の市民に調査を行いました。
10種類のカテゴリーを評価項目とする
主な評価項目となるのは、以下10種類のカテゴリーです。
冒険性
機敏性
文化的影響力
起業家精神
文化遺産(伝統)
原動力
ビジネスの開放度
国力
生活の質
社会的目的
「冒険性」というカテゴリーのなかでも「友好的」「観光に適している」「風景が良い」などの項目に分かれており、細分化された項目それぞれにスコアが付けられます。カテゴリーごとに比重は異なり、今年は「起業家精神」が最も重要視されました。最終順位は総合スコアによって決まります。
参考:Best Countries in the World | U.S. News (usnews.com)
「世界で一番人気のある国」というわけではない
「世界で最も平和な国」「最も力のある国」など、世界の国々をランク付けする調査はいくつもあります。なかでもこの「世界最高の国ランキング」は、文化や国力、生活の質などさまざまなカテゴリーを網羅しています。
U.S.Newsのモルガン氏によると、国家経済においては「世界的にどう見られているか」という点が影響してくる部分もあるとのことです。そしてこのランキングを見れば、人々は自分の国の価値を自覚することができます。
つまりこれは「人気のある国を知るためのランキング」ではなく、「グローバルな評価を知り、それを今後の経済発展に活かしていくためのランキング」といえるでしょう。
参考:U.S. News 2023 Best Countries | Press Room | U.S. News (usnews.com)
他の世界ランキングについては、こちらも参考にしてください。
【日本は7位!】2022年世界で最も技術的に進んだ国ランキング | MailMate
2023年注目の世界SaaS企業10選と日本企業のSaaS利用動向を解説! | MailMate
世界最高の国ランキング2023結果【トップ10】
2023年のトップ10カ国とその総合スコアは、以下の結果となりました。
順位 |
国名 |
総合スコア |
1 |
スイス |
100点 |
2 |
カナダ |
99.3点 |
3 |
スウェーデン |
98.9点 |
4 |
オーストラリア |
97.6点 |
5 |
アメリカ |
96.4点 |
6 |
日本 |
95.1点 |
7 |
ドイツ |
94.8点 |
8 |
ニュージーランド |
92.6点 |
9 |
イギリス |
92.4点 |
10 |
オランダ |
90.2点 |
参考:Best Countries in the World | U.S. News (usnews.com)
トップのランキングには欧米諸国が多く、10位以降もノルウェー、フランス、デンマークと続きます。日本はアジアで唯一トップ10にランクインしており、その他のアジア諸国ではシンガポールが16位、中国が20位、韓国が21位となっています。
世界最高の国ランキング2022との違い
2022年度の結果と比較すると、大きな変動は少ないといえるでしょう。スイスは連続1位をキープしており、日本も連続で6位です。
2021年に1位となったカナダが再び順位を上げており(昨年3位)、スウェーデン(昨年5位)、オーストラリア(昨年7位)も順位を伸ばしています。アメリカ(昨年4位)、ドイツ(昨年2位)、イギリス(昨年8位)は少し順位を落としたものの、連続してトップ10にランクインしています。
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6位の日本は総合スコア95.1点!評価の高い項目とその理由は?
2022年・2023年は6位となった日本ですが、2020年には3位、2019年・2021年には2位になったこともあります。安定して高いスコアを出しているといえますね。一方でなかなかスコアが伸びず、改善の余地のある項目もあります。それぞれ見ていきましょう。
最も評価が高いのは「起業家精神」
日本が特に評価されている項目は、「起業家精神」です。95.2という高いスコアをマークしており、世界3位という好成績です。
教育を受けている人が多い
革新的
技術的な専門性が高い
デジタルインフラが成熟している
特にこうした項目のスコアが高くなっています。
また「文化的影響力(5位)」「文化遺産(6位)」もスコアが高く、日本の文化や歴史が認められていることがわかります。茶道や書道などの伝統文化や寿司を始めとする日本食、世界遺産の多さも評価につながりました。「機敏性(6位)」のカテゴリーでは、進歩的でモダンだという評価を受けています。
「ビジネスの開放度」は評価が低い
一方でスコアが伸びていないのは「ビジネスの開放度」で、スコアは56.9、世界37位という結果になりました。なかでも評価が低いのは、以下の項目です。
税環境の良さ
製造コストの安さ
政府の透明性
つまり日本の法人税や製造コストの高さ、政府の不透明さが指摘されたという結果です。
また「社会的目的(23位)」もスコアが伸びていません。性差や人種による平等性や、動物や人権に対する配慮、信仰の自由など多くの項目がありますが、いずれも低い評価となっています。
北朝鮮との関係性や少子高齢化など、国内の問題についても触れられています。
まとめ:日本は6位をキープ!一方で、伸び悩んでいる部分も…
今回は「世界最高の国ランキング」の2023年版の結果と詳細について解説しました。
日本は2年連続で6位にランクインし、アジアでも唯一トップ10に入った国となりましたが、伸び悩んでいるスコアもあることから、改善の余地があると言えるでしょう。
今後、日本がスコアを伸ばし、過去に2度記録した2位を超えて、トップに立つことができるのか、日本のさらなる発展に期待が高まります。
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