私書箱とは?郵便私書箱と私設私書箱の違いやメリットを解説
「郵便局に設置されている私書箱を利用したい」
「私設私書箱と郵便局の私書箱の違いは?」
「私書箱を利用するための条件は?」
上のようにお考えの方に向けてこの記事は書かれています。
本記事では、郵便局の私書箱と私設私書箱の利用条件の違いや利用料金、利用するメリットなどについてご紹介いたします。
郵便物等を私書箱を利用して受け取りたいという方は、ぜひ参考にしてください。
クラウド私書箱 MailMateを使うと、世界中どこからでも自宅に届く紙の郵便物をリアルタイムにパソコンやスマホ上で確認・管理できます。
私書箱とは?
私書箱とは、自宅や会社のポストとは別に個人や法人が所有することができるもう一つの郵便ポストのことを指します。
個人の名前や自宅住所を公開することなく郵便物を受け取ることができるため、主にプライバシーやセキュリティを住所する場合に利用されます。
私書箱には、郵便局内に設置されている郵便私書箱と民間企業の運営する私設私書箱があります。
私書箱を利用するメリット5つ
次に、私書箱に郵便物を送る・保管するメリットを5つご紹介いたします。
1. 名前や自宅の住所を公開せずに郵便物を受け取り
一つ目のメリットは、私書箱の利用者は名前や自宅の住所を公開せずに郵便物を受け取ることができます。
ストーカー対策や一般的なプライバシー保護のために自宅の住所を公開したくないという方は多いです。私書箱によっては、ニックネームなどで郵便物を受け取ることができるサービスもあります。
2. ポストよりも安全な場所に郵便物を保管する
ポストに届いた郵便物が抜き取られたという被害が急増しているようです。
ポストによっては、鍵がかかっていても郵便物の入り口から手を入れて郵便物を抜き取ることができる場合があります。
毎日郵便ポストを確認することで多少は被害に遭う可能性を下げてくれるかもしれませんが、たまにしか確認できない人にとっては、自宅のポストに郵便物を置いておくよりも私書箱を利用することで郵便物を安全に保管することができます。
3. 転居時も郵便物が私書箱に届く
私書箱で郵便物を受け取ることで、引っ越しなどをした際に転居届を出す必要がなくなります。
しかし、旧住所から遠い場所に引っ越した場合は利用する私書箱を変更するまたは郵便物を転送してもらう必要があります。
4. 長期留守の際も安全に保管してくれる
私書箱は、出張などで自宅を長期間留守にする際でも郵便物を安全に保管していてくれます。
保管している郵便物の受け取りは好きな時にできるため、頻繁に自宅を留守にする人にとって役に立つサービスです。
長期的に自宅を留守にするため郵便物の管理がなかなか思うようにできないという方は、私書箱の利用がおすすめです。
5. 利用者の同居人と分けて郵便物を受け取り
二世帯住宅やシェアハウスでよくある問題は、郵便物を同居人と分けて受け取りたいというものです。
私書箱を利用することで、自宅のポストではなく私書箱で郵便物を受け取ることができるため、この問題を解決することができます。
参考:二世帯住宅の郵便物仕分け問題を解決!|ポイントは表札と住所の表記
私書箱を利用するデメリット3つ
次に私書箱を利用するデメリットを3つご紹介いたします。
1. 郵便物を引き取りにいく必要がある
まず、私書箱を利用すると郵便物を引き取りにいく必要があります。
そのため、できるだけ自宅から近い私書箱を選ぶことがおすすめです。
また、私書箱に郵便物が届いていることを通知してくれるサービスを選ぶと、確認のためだけに私書箱へ行くという手間をなくすことができます。
2. 利用条件が厳しい
郵便私書箱は、無料で利用できる反面利用条件が厳しくなっています。
そのため、長期的に利用したいが条件を満たすことができるかわからない場合は私設私書箱を利用することがおすすめです。
3. 法人登記に利用できない
最後に、私書箱は法人登記用の住所として使うことができない場合がほとんどです。
そのため、転送先に指定するか、差出人の事業者のもとで住所を変更する必要があります。
しかし、クラウド私書箱のメールメイトであれば郵便物受け取り用の住所と法人登記用の住所が利用できます。
→クラウド私書箱メールメイトはこちらから
郵便私書箱とは「日本郵便」が提供する郵便局内にある私書箱
郵便私書箱というのは、日本郵便が提供する郵便局内にある私書箱を指します。
郵便私書箱を契約すると、郵便局内にある「△△郵便局 私書箱 第◆◆号」と割り当てられた郵便用のロッカーから、自分の郵便物を受け取れるようになるのです。
気になる利用料金は無料です。
郵便局の私書箱を利用するためには、以下の条件を満たす必要があります:
ほぼ毎日郵便を受け取っている人
6カ月以上の利用
延滞せず郵便物を受け取れる
希望する郵便局内の郵便私書箱に空きがあるか
郵便局の私書箱を利用する際の注意点:
全ての郵便局で郵便私書箱を提供しているわけではない
利用に際して「郵便私書箱使用承認請求書」と呼ばれる申込用紙を提出する必要がある
私設私書箱とは「民間業者」が提供する私書箱サービス
郵便私書箱とは違い、私設私書箱と呼ばれるサービスは、民間業者が提供する私書箱サービスです。
料金は有料になりますが、郵便物だけでなく宅配便や日本郵便以外の荷物であっても受け取って貰える業者も存在します。
また、郵便私書箱のように自分から取りに行く場合だけではなく、ある程度の郵便物が溜まったら、まとめて転送してくれる私書箱も多いです。
私設私書箱を利用する際の注意点:
郵便物を転送してくれる頻度が決まっている場合がある
基本料金が安くてもオプションをつけると高額になる場合がある
サービスを解約する場合に解約料がかかる場合がある
「郵便私書箱」と「私設私書箱」の違いは?
上記で特徴を比較した限りだと、名前に「私書箱」が共通しているものの、サービス内容はそこまで似通っているわけではないと理解できます。
違いを簡単にまとめてみましょう。
|
【郵便私書箱】 |
【私設私書箱】 |
料金 |
無料 |
有料 |
利用条件 |
期間や使い方の条件あり・空きがないと利用できない |
利用開始時に事業者から本人確認 |
場所 |
郵便私書箱を有する郵便局 |
事業者が指定する住所 |
対応できるもの |
郵便・ゆうパックのみ |
郵便・ゆうパック・宅配便など |
受け取り方 |
自分で取りに行く |
郵送 or 指定住所に取りに行ける業者も稀にある |
郵便私書箱を利用すべき?私設私書箱を利用すべき?
郵便私書箱は、無料で利用できますが、まず近所の郵便局が私書箱を提供していなければ、利用することは出来ません。
郵便局が近所であっても私書箱に空きがある事や、6ヶ月以上の利用予定、さらにほぼ毎日郵便が届く条件をクリアするのは、一般的な人のほとんどは当てはまらないように思えます。
ですので、上の条件に当てはまらない場合は、私設私書箱や郵便物預かりサービスなどのサービスを申し込むと良いでしょう。
ただ、私設私書箱と名乗っている業者を一括りにしても、そのサービス内容は千差万別です。
どのような目的に私設私書箱を利用するのか考えて、適切な事業者を選択しましょう。
私書箱の作り方は?
ここでは、私書箱の作り方を簡単にご紹介いたします。
郵便私書箱の作り方
ここでは、簡単に郵便私書箱の作り方をご紹介いたします。
まず、郵便私書箱を作るために、
・郵便私書箱使用承認請求書
・印鑑
・身分証明証
が必要になります。
郵便私書箱を作る一般的な手順は以下の通りです:
1. 近くの郵便局の私書箱の空き状況を確認
2. 請求書を郵便局で受け取る
3. 必要事項を請求書に記入する
4. 郵便局の窓口に必要書類を提出
5. 郵便局の審査結果を待つ
詳しくは、「郵便局の私書箱の作り方をわかりやすく解説!料金とメリットも紹介」をご覧ください。
私設私書箱の作り方
私設私書箱の作り方は、私書箱サービスによって異なりますがWEB上で全ての手続きが完結するサービスも存在します。
ここでは、クラウド私書箱のMailMate(メールメイト)をご紹介いたします。
クラウド私書箱メールメイトに届いた郵便物はWEB上で確認
クラウド私書箱メールメイトは、私書箱に郵便物が届くとメールなどで通知を受け取ることができ、WEB上で郵便物の中身を確認することができる私書箱です。
郵便物が届いたかどうか確認しにいく必要も、私書箱より転送された郵便物が届くのを待つ必要もなくなります!
郵便物の原本は、通常の私書箱同様にメールメイトの施設で最長7年間保管され、その間に郵便物の転送または破棄を依頼することができます。
クラウド私書箱メールメイトを利用することで、いつでもどこからでもパソコンやスマホがあれば郵便物データを受け取ることが可能になります!
月1,500円〜利用可能です。(30日間全額返金保証付き)
クラウド私書箱 MailMateを使うと、世界中どこからでも自宅に届く紙の郵便物をリアルタイムにパソコンやスマホ上で確認・管理できます。
クラウド私書箱のユーザーケース
・長期出張中でも自宅に届く郵便物の中身を確認したい
・同居人と分けて郵便物を受け取りたい
・多拠点生活をしているので拠点の郵便物をまとめて管理したい
・郵便物を安全な場所に保管したい
・受け取りたくない郵便物を届けないでほしい
・会社の郵便物をペーパーレス化したい
など。
クラウド私書箱のサービス内容:
・郵便物の保管場所(最長7年間)
・郵便物の未開封スキャン(無制限)
・郵便物原本の転送(海外転送も可能)
・郵便物の開封スキャン(プランによって件数が違います)
・郵便物データの共有
・複数人で管理できるダッシュボード(家族や同僚など)
・郵便物データのクラウドストレージ
・コメント機能
・タグ機能
・アクションの履歴
など。
クラウド私書箱のプラン:
・スタンダードプラン(個人向け):1,500円/ 月
・プレミアムプラン(小規模事業者向け):3,800円/ 月
・ビジネスプラン(中小企業向け):9,800円/ 月
クラウド私書箱ご利用までの流れ
1. 無料アカウント作成で実際のダッシュボード(郵便物管理画面)をご覧いただけます。
2. Zoom等を使ってオンラインによる本人確認及びご利用におけるガイダンスを予約します。
3. メールメイトの用意する郵便物転送先住所へ転送手続きをします。(転送が開始されるまで約1週間かかります)
4. 郵便物をWEB上で確認・管理が可能になります。
メールメイトにお客様の郵便物が到着するとメールで通知いたします。
その後、ダッシュボードへログインし郵便物を確認できるようになります。
ダッシュボード内で、郵便物に対して『開封スキャン』『廃棄』『転送』などをワンクリックで行うことができます。
現在、サービスの利用開始から30日間は全額返金保証をおつけしています。
「もう少しメールメイトについて詳しく知りたい!」と思った方は、お気軽にお問い合わせください。
私書箱に関するよくある質問
次に、私書箱に関するよくある質問をご紹介いたします。
1. 私書箱とバーチャルオフィスの違いは?
私書箱は、自宅や会社とは別のもう一つの郵便ポストを指します。
そのため主な目的は、利用者の郵便物の受け取り・郵便物の管理・転送などです。
一方で、バーチャルオフィスは事業用の住所貸しサービスです。自宅の住所を公開せずに法人登記やネットショップを運営したい方、一等地の住所をオフィスを借りるより安く会社の住所に使いたい人などに主に利用されています。
つまり、私書箱は郵便物の管理が主なサービスで、バーチャルオフィスは法人登記に使うことができる事業の住所氏サービスが主なサービスです。
2. 私書箱に郵便物を送る方法は?
郵便私書箱への送り方は、「郵便局名+私書箱+第〇〇号」と書くだけです。
このように、郵便私書箱へ送る際は、住所を書く必要がありません。
一方で、私設私書箱の場合は全ての住所を書く必要があります。さらに、ニックネーム等が利用できる私設私書箱であれば本名を記載する必要がありませんが、そうでない場合は本名を使う必要があります。
参考:郵便局留・郵便私書箱
3. 郵便物を自宅以外で受け取るには?
郵便物を自宅以外で受け取る方法は、3つあります。
郵便私書箱を利用する
私設私書箱を利用する
郵便局留めを利用する
郵便局留めとは、受け取りたい郵便局に郵便物を送り最大10日間保管してもらうことができ、好きな時に取りにいくことができるサービスです。利用手続きは不要で、受け渡し手数料などもかかりません。
宛名に「受け取りたい郵便局の名前+留」と記載し、受取人の住所と名前を記載するだけで郵便局留めを利用することができます。
受け取りの際には、免許証などの本人確認書類が必要になるため注意してください。
参考:郵便局留めの送り方・宛名の書き方を解説!住所なしでも送れる?
私書箱で自宅の住所を公開せずに郵便物の受け取り!
本記事では、郵便私書箱と私設私書箱の違いや私書箱の利用メリットなどについてご紹介いたしました。
郵便私書箱は利用料金が無料ですが、誰でも利用できるわけではありません。そのため、利用条件を満たすことができない人は私設私書箱を利用することをおすすめします。
また、数ある私設私書箱の中でも安全に郵便物を管理してくれ、転送などに柔軟に対応してくれるサービスをエラうぶことがおすすめです。
私書箱を利用して、郵便物の管理をもっと安全に便利にしましょう!
おすすめ記事:バーチャルオフィスでの郵便物を便利に受け取る方法を紹介!
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クラウド私書箱MailMateでどこからでもリアルタイムに郵便物をパソコン・スマホ上で確認・管理できます。
郵便物を受け取るためだけに帰宅や出社してませんか?
クラウド郵便で世界中どこにいてもあなたに届く紙の郵便物をリアルタイムにオンラインで確認することができます。