引越しワンストップサービスとは?マイナポータルで転出届を提出する方法

最終更新: July 4th, 2024
引越しワンストップサービスとは?マイナポータルで転出届を提出する方法

(※この記事は、2023年5月8日に更新されました。)

今回は、転出届をマイナポータルを利用して提出する方法について解説します。

引越しの時に大変なのが、住所変更等にともなうさまざまな手続き。

電気、水道、ガスなどの民間事業者にも届け出なければならないし、区役所などに転出届を提出しに行かなければならないというのは負担が大きいですよね。

そこで、2023年2月から可能になったインターネットでの転出届提出が役立ちます。

引越し時の負担を少しでも軽減するためには、できるだけオンラインで簡単に手続きを済ませるというのがポイントです。

本記事を参考に、大変な引越し作業を少しでも楽に進めていきましょう!

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転出届をマイナポータルで提出!引越しワンストップサービスとは?


引越しワンストップサービス

引越しワンストップサービスとは、引越しに関連する手続きをオンライン・ワンストップで行えるよう推進されている取り組みです。

現在、引越しを行う際にはそれぞれの行政機関や民間事業者などに届出が必要なケースが多く、負担や手続き漏れが起こる原因となっています。

このような課題を解決するために推進されているのが、引越しワンストップサービスです。

その取り組みの一環として、2023年2月6日よりマイナポータルを通じて転出届を提出できるサービスが開始しました。

今後は民間事業者の提供する引越しポータルサイトなどとも連携し、ライフラインなどの手続きもワンストップ化されることが期待されています。

引っ越しワンストップサービス利用時の注意点5つ


引越しワンストップサービス利用時の注意点5つ

引っ越しワンストップサービス利用時には、以下の5つの注意点があります。

1. オンラインでは転出届を提出できない
2. 海外へ引越する場合は転出届をマイナポータル上で提出できない
3. 代理人による転出届提出には条件がある
4. 転出予定日に署名用電子証明書が失効する
5. 転出処理に数日かかる可能性がある

以下の項目でひとつずつ注意点を解説していますので、チェックした上で実施してください。

1. オンラインでは転入届の提出はできない

マイナポータルでは転出届のオンライン申請と転入届提出のための来庁予約はできますが、転入届に関してはオンラインでの提出はできないため注意が必要です。

理由としては、転入届の提出に際して実在性や本人性の確認が重要なため、対面で実施する必要があるということが挙げられます。

このように、マイナポータルでは転入届をオンラインで提出できないのが一つの注意点です。

2. 海外へ引越しする場合は転出届をマイナポータル上で提出できない

海外へ引越しする場合は、マイナポータルで転出届を申請することはできません。

こちらのサービスが利用可能なケースは、国内での転居に限られています。

また、同じ市内や区内で引越しをする場合などは、そもそも転出届の提出が不要です。

このように、マイナポータル上での転出届提出が不可・不要なケースもありますので、注意しましょう。

3. 代理人による転出届提出には条件あり

マイナポータルでの転出届申請を代理人が実施する際には、条件があります。

代理人の条件は、住民票上で同一世帯の方です。

また、代理人の方がマイナポータル上で手続きを実行する際は、手続きをする方(代理人)のマイナンバーカードが必要になります。

4. 転出予定日に署名用電子証明書が失効する

マイナポータル上で転出届手続きを完了すると、マイナンバーカードの署名用電子証明書が転居予定日に失効して使えなくなるため注意が必要です。

この署名用電子証明書が使えなくなってしまうと、e-Tax等の電子署名が必要な手続きが行えなくなります。

電子署名を必要とする手続きがある方は、注意しておきましょう。

5. 転出処理に数日かかる可能性がある

転出届をマイナポータル上で申請する際は、時間に余裕を持って実施しましょう。

なぜなら、転出処理に数日かかる可能性があるためです。

転出届の提出後、区役所などでは転出処理が行われます。 この処理が完了していないと引越し先で転入届を提出することができません。

転出届の申請状況は、マイナポータル上で確認できます。

この申請状況が「完了」となっていないと転居した先で転入届の受付ができないため、早めの申請がおすすめです。

転出届の電子申請に必要なもの6つ


マイナポータルで転出届を提出する際に必要なもの

それでは、ここからはマイナポータル上で転出届を提出する方法を解説していきます。

まず、必要なものは、以下の通りです。

1. マイナンバーカード
2. マイナンバーカードのパスワード

(パスワードを忘れた方はこちら→パスワードの失念 | 公的個人認証サービス ポータルサイト

  • 利用者証明用パスワード

  • 券面事項入力補助用パスワード

  • 署名用電子証明書パスワード

3. マイナンバーカードを読み取れる機器
  • スマートフォン

  • パソコンとICカードリーダー など

4. マイナポータルアプリ(スマホの場合)

iPhoneの場合:App Store  Androidの場合:Google Play

5. 新住所
6. 電話番号

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転出届をマイナポータル上で提出する方法


本項目では、転出届をマイナポータル上で申請する方法を解説します。

こちらではPCでの操作を紹介しています。 スマートフォンでもマイナポータルアプリを開き、案内に従って操作していくことで同様に申請可能です。

  1. マイナポータルにアクセスします。

    マイナポータル1

  2. ▼「引越しの手続」を選択します。

    マイナポータル2

  3. ▼「引越しの申請をするには、利用者登録/ログインが必要です。」と表示されるため、「利用者登録/ログインして使う」を選択、ログインします。

    マイナポータル3

  4. マイナポータルの案内に従って申請を進めてください。 主に必要な作業は以下のようなものです。

    1. 署名用電子証明書の確認

    2. 転居予定日の入力

    3. マイナンバーカードの読み取り、読み取った情報の確認

    4. 電話番号の入力、メールアドレスの確認

    5. 新住所の入力、自治体の確認

    6. 引越す人の情報入力、新住所の世帯主などの情報入力

    7. 来庁予定の入力・関連手続きの選択

    8. 各種確認、申請

具体的な流れについては、以下にマニュアルがあります。 手続の検索・電子申請 / 地方公共団体の手続に申請する - 引越し申請 - | 使い方

5. 受付完了後、転出届の申請状況が「完了」になったら転入先の市町村へ転出届を提出してください。

転出届の申請をマイナポータル上から取り消しできる?


転出届の取り消しは可能

マイナポータル上で転出届を申請後、取消を行うことも可能です。

申請時に入力した転出予定日より前日であれば、マイナポータル上で取消できます。

転出予定日を過ぎてしまうとマイナポータル上での取消はできないため、引越し予定の市区町村の窓口へ問い合わせてください。

まとめ:オンラインで簡単に転出届を提出


まとめ:オンラインで簡単に転出届を提出

今回は、転出届をオンライン提出するためのマイナポータルの利用方法について解説しました。

いちいち区役所などに出向かなくても転出届を提出できるのは便利ですよね。 このようなシステムを有効活用して、引越しの負担を軽減していきましょう。

また、転居先へ郵便物を転送したいとお考えの方は、郵便局で手続きを行う必要があります。

転送サービスはオンライン(e転居)でも申込みできますので、引越し前に早めに手続きを済ませておきましょう。

やり方などは以下の記事で解説していますので、参考にしてみてくださいね。

参考記事:

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