別荘の維持費はいくら?コストを抑えるポイントも解説!
「別荘を持ちたい!」と思ったとき、購入費等の初期費用だけでなく維持費がどれくらいかかるのかは気になるポイントですよね。
実際、別荘を維持するには年間維持費が60万円以上かかるケースもあり、負担に感じる人も多いのが現実です。
しかし、工夫次第で維持費を抑えたり、上手に運用してコストをカバーしたりする方法もあります。
この記事では、別荘を所有する際に発生する維持費の内訳や、費用を節約するコツを詳しく解説していきます!
クラウド郵便 MailMateで、複数の拠点に届く紙の郵便物をパソコン・スマホ上のダッシュボードで一括確認・管理できます💻📩 郵便物のスマート管理始めませんか?
別荘維持費の相場【年間・月間】
別荘の維持費は、別荘の所在地や管理方法によって異なりますが、一般的に年間60万円~100万円程度が相場といわれています。
月ごとの目安にすると、約5万円~8万円程度です。
また、一般社団法人不動産流通経営協会が2022年に発表した「複数拠点生活に関する意向調査」の調査結果では、サブ拠点とする別荘等の維持費平均は月額にしておよそ54,000円となっています。
もちろん、この金額は「どのくらいの頻度で別荘を利用するのか」「どんな設備を備えているのか」などによっても変わります。以下で、維持費の内訳を具体的に見ていきましょう。
別荘の維持費の内訳
別荘を維持するための費用としては、以下のようなものが挙げられます。
借地料
別荘地の管理費
施設管理費用
光熱費
水道料
通信費
税金
火災保険料
修繕費用
ごみ処理費等
交通費
温泉使用料など
借地料
土地を借りている場合、地主に借地料を支払う必要があります。借地料は、土地の大きさや所在地によって差が出ます。
たとえば、都市部に近い高級リゾート地ほど高額になる傾向があるなど、金額が異なることがあります。
また、別荘地によっては、更新料が必要となる場所もあります。その金額も数万円~数十万円と差があるようですので、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。
別荘地の管理費
管理体制が整っている別荘地の場合は、管理費の支払いが必要な場合があります。
この場合の管理費は、別荘地のパトロールや管理人による景観保持のために必要となることが多いようです。また、リゾートマンションを購入するという場合にも、管理費の支払いが必要になります。この管理費も、マンションの共用部やエレベーター等の設備メンテナンスのために支払われることがほとんどです。
これらの別荘地・リゾートマンションの管理費は、以下に記載する、所有物件の施設管理費用とは別のものとなります。
施設管理費用
別荘地では、使っていない間も施設の管理が必要です。管理会社へ委託する場合は、定期的な費用が発生します。
たとえば、施設の管理に必要な作業としては、以下のようなものが挙げられます。
通風
通水
敷地内の清掃
郵便物の管理
建物の点検
草刈り作業
これらの作業を月一回などの定期で実施してくれるのが、別荘の管理サービスです。
費用の目安としては、管理会社や地域により異なりますが、月額1万円~数万円程度が一般的となっています。
別荘の郵便物の管理ならMailMateがオススメ
MailMateは、郵便物をオンラインで効率的に管理するためのサービスです。個人向けには、別荘所有者や長期出張者、家族、シニア層などの異なるニーズに応じたプランを提供しています。
主な機能は以下の通りです:
郵便物の管理と通知: 郵便物が到着するとメールやSlackで通知され、転送先住所の設定が可能
未開封スキャン: 郵便物の内容をスキャンして確認する機能(無制限利用)
開封スキャン: 月ごとのスキャン上限付きで、郵便物をデジタル化
クラウドストレージ: スキャンデータをオンラインで安全に保管
原本保管: 郵便物の原本を最大60日間保管
迷惑郵便フィルター(シニアプランのみ)
年額契約で20%割引が適用されるため、個人向け基本プランは月額1,500円から利用可能です。
サービス利用開始から30日間は、全額返金保証をおつけしていますので、まずは無料でアカウントを作成してみてはいかがですか?
詳細は公式サイトにてご確認ください。
クラウド私書箱メールメイトでどこからでもリアルタイムに郵便物をパソコン・スマホ上で確認・管理できます 🙆♀️
光熱費
電気やガスは使わなくても基本料金が発生するため、注意が必要です。
電気:900~1,800円/月程度(地域や契約プランによる)
ガス:1,500~2,000円/月程度(都市ガス・プロパンガスなど契約内容による)
上記の費用は利用する企業や契約内容によってさまざまですので、検討している別荘地などの状況に合わせてチェックしておくのがおすすめです。
水道料
別荘の維持費には、上下水道料も含まれています。
水道には公営と私営があるほか、一般料金と別荘用の料金が分かれているケースもあり、別荘用の基本料金の方が高額なケースが多いです。
たとえば、長野県の木曽町では、一般用の基本料金は上水道・下水道ともに月額1,800円となっていますが、別荘用給水区域においては、基本料金はどちらも2,500円と記載されています。木曽町の場合、別荘用給水区域内では別荘用の専用給水装置が使用されるため、このように料金体系が異なるようです。
別荘の維持に必要な水道料は、これらの差によって金額が大きく変わります。
通信費
別荘を利用する際にインターネットを使う場合、通信費が必要です。
滞在時のみのWi-Fi利用でよければ、ポケットWi-Fiなど一時的に利用できるものを活用するとよいでしょう。
インターネットを引き込む場合は、工事料金等もあわせて必要になるケースがあります。
その他にも、別荘内に固定電話を設置する場合も通信費が必要になります。
税金
別荘を所有する場合、固定資産税・都市計画税・住民税等の税金を支払う必要があります。
税金 |
金額 |
---|---|
固定資産税 |
課税標準額の1.4% |
都市計画税 |
別荘地が都市計画区域にあたる場合。最大0.3%(地域差あり) |
住民税 |
「均等割」のみ発生、年間5,000円(市町村民税3,500円+都道府県民税1,500円) |
また、別荘地によっては「別荘税」や「家屋敷課税」が課されるケースもあるため、あらかじめ確認が必要です。
火災保険料
別荘の場合も、通常の住宅のように火災保険に加入することができます。火事や自然災害が起こる可能性を考えると、加入する必要があるといえるでしょう。
注意点として、大半の期間が空き家となる別荘では、通常の住宅物件用の火災保険に加入できないケースもあります。
このような場合は、一般物件や別荘物件向けの火災保険を契約する必要がありますが、住宅物件と比較して保険料が高額になることが多いようです。
別荘の火災保険の相場は幅が広く、具体的な費用は所在地や建物の大きさ・構造、補償内容によって異なります。
火災保険の場合、火災だけではなく、自然災害に対応した特約や盗難等の補償がついているものもあるため、保険会社に相談するのもおすすめです。
修繕費用
別荘の維持には、建物や設備の修繕費用が必要になる場面も少なくありません。
老朽化や天候によるダメージで補修が必要になることがあるほか、家電や家具の買い替え費用も考慮しておきましょう。
新築物件であっても、時間が経てば劣化は避けられないため、中古物件の場合はなおさら計画的な備えが重要です。
また、リゾートマンションを別荘として所有する場合、管理費に加えて「修繕積立金」が発生するケースもあります。
こうした費用を見越して、毎月少額ずつでも積み立てておけば、いざという時に安心です。
ごみ処理費等
別荘地や別荘の利用方法によって、ごみ処理費が請求されるケースがあります。
また、別荘地のエリアによっては、下水道料金ではなく汲み取り費が必要になることもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
交通費
別荘を自分で管理する場合、忘れてはいけないのが交通費です。
自宅から別荘地までの距離によって、この費用は大きく変わります。
特に遠方に別荘を持つ場合、新幹線や飛行機などの交通機関を利用するケースが増え、一度の往復でも負担が大きくなることがあります。
また、季節ごとや月に数回といった定期的な訪問が必要になる場合、この交通費が意外と家計に響くことも。
別荘購入を考える際には、物件価格や維持費だけでなく、こうした交通費も予算に含めて計画することが大切です。
費用を抑えるためには、アクセスしやすい場所にある物件を選ぶのも一つの方法ですね。
温泉使用料など
温泉を引いている別荘を所有する場合は、温泉権や温泉使用料金が必要になることがあります。
温泉権は、温泉を利用するための権利で、一般的に10年に1回更新が必要なものです。権利の購入には80~300万円ほどかかることがあり、更新には60万円前後の更新料が必要になるケースもあります。
温泉使用量は別荘地によって差がありますが、たとえば、静岡県伊豆市にある別荘地「伊豆平パールタウン」では、温泉使用料(基本使用料)は9,680円からとなっています。
別荘の維持費を抑える3つのコツを紹介!
別荘の維持費を節約するには、いくつかの工夫が必要です。
こちらの項目では、費用を抑える具体的な方法を3つ紹介します。
税金対策や活用方法の見直し、設備のメンテナンスをしっかり行うことで、無駄な出費を防ぎつつ快適な別荘ライフを実現しましょう!
セカンドハウス認定で税金を抑える
別荘をセカンドハウスとして認めてもらうことで、さまざまな税金を抑えることができます。
セカンドハウスの認定によって優遇措置が適用される税金には、以下のようなものがあります。
不動産所得税:新築は(固定資産税評価額-1,200万円)×3%になるなど、減額あり
固定資産税:土地は課税標準額×1/6~1/3に、建物は新築3年間120㎡部分が1/2に減額
都市計画税:土地により課税標準額×1/3~2/3に
セカンドハウスとして認定されるためには、毎月1泊2日以上滞在するといった条件がありますが、条件を満たせる場合には税制上の優遇措置を受けられるためお得です。
利用しない期間を有効活用する
別荘を使わない期間、ただ放置しておくのはもったいないですよね。この期間を活用して、維持費をまかなうこともできます。
たとえば、知り合いや地域住民に短期的に貸し出すほか、宿泊施設や賃貸物件として運用する方法があります。とくに、管理会社を利用すれば手間をかけずに賃貸運用が可能です。
これらのサービスを活用して別荘を運用すれば、合わせて定期的な清掃などの代行をお願いすることもでき、家屋の劣化を防止することにも役立ちます。
設備を定期的に点検する
コストを抑えたいがために設備の点検を怠ると、かえって別荘の劣化が早く進み修繕費が高額になってしまうことがあります。
とくに、中古の別荘などを購入する場合は、設備が古く壊れてしまうと新設するほかないケースも。
たとえば、下水道などは、旧式の単独処理浄化槽が故障した場合、現行法に沿った合併処理浄化槽を設置しなければならず、100万円以上の出費になることもあります。
そのため、定期的な点検や清掃でなるべく設備を長持ちさせることが、結果的にコストを抑えることになるのです。
早めにメンテナンスをおこない、建物の老朽化を防ぐことが長期的な節約・資産価値の維持に繋がります!
別荘は放置したらダメ? 定期的な管理が必要な理由とは
別荘は購入して終わりではなく、定期的に管理しなければさまざまなトラブルが発生します。
建物の劣化の進行、犯罪のリスク……。さらには近隣住民への迷惑につながることも。
維持管理を怠ると、思わぬ形でコストが膨らむ可能性があるため、しっかり対応することが大切です。
放置は家屋劣化の原因になる
「人が住んでいない家は傷む」というのは聞いたことがあるかもしれませんが、いったいどのような理由があるのでしょうか。
理由の一つとして、人が出入りしないことで換気がなされないために湿気がたまってしまうことが挙げられます。
これにより、カビやダニ等が発生する原因にもなったり、湿気を吸った木材によって家屋が劣化してしまうということですね。
また、別荘地はとくに山や森林に囲まれていることも多く、より湿気等の影響を受けやすいとも考えられます。
そのため、定期的な通風、清掃は別荘維持のために欠かせないということなのです。
犯罪の被害に遭ってしまうことも
別荘を利用しない間放置していると、犯罪の被害に遭ってしまうことも考えられます。
別荘が無人であることを見越した犯罪者によって、不法侵入やゴミの不法投棄に遭ってしまうこともあるでしょう。
最悪の場合、別荘での盗難や、犯罪者に拠点化されてしまうなどの深刻な被害に発展することもあるため、注意が必要です。
周囲を巻き込むトラブルになることも
別荘の劣化や環境の悪化は、所有者にとって悪影響があるだけではありません。所有物件の周囲の住民にとっても危険なケースがあります。
たとえば、別荘の建物が劣化してしまえば、景観を損ねるだけではなく、倒壊等の危険もあります。
また、上記の項目でも記したように、犯罪者が周囲をうろつくような状態になってしまえば、近隣住民にとっても危険です。
別荘の購入はハードルが高い!と感じたら、レンタルもおすすめ
別荘に憧れはあるけれど、「購入費や維持費がかかるし、管理も大変そう……」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実際、別荘の所有には購入費だけでなく、毎年の固定資産税やメンテナンス費用が発生するため、気軽に所有するのは難しいと感じるかもしれません。
そんな方には、「貸し別荘」を利用するという選択肢があります。貸し別荘なら、必要なときだけ利用でき、費用はその都度支払うスタイルなので、負担を抑えつつ別荘ライフを楽しめます。所有する前に「別荘が本当に自分に合うのか」を試してみるのも良いですね。
貸し別荘で雰囲気を味わって、あらためて自分の別荘を所有したい!と感じたら購入を検討するというのもよいのではないでしょうか。
別荘は定期的な管理にも費用がかかる
今回は、別荘の維持費について解説しました。
別荘の維持費は決して安いものではありませんが、相場を把握して別荘の維持にかかる費用をあらかじめ計算し、節約のポイントをおさえることで、購入後の後悔を減らすことができます。
また、別荘は所有するだけではなく、使いたい時にだけ借りてリフレッシュすることも可能です。
目的や予算の状況に合わせて、より適した選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
MailMateで別荘に届く郵便物もスマホから確認
別荘地やセカンドハウスでの郵便物管理にお悩みの方には、MailMateがおすすめです。
クラウド私書箱サービスのMailMateでは、別荘のポストにたまりがちな郵便物を代わりに受け取り、転送やデータ化することで管理をサポートします。
いちいち定期的に郵便物を確認しに行く必要もなく、郵便物はスマホやPCからメールのように中身を確認することも可能です。
また、別荘地で長期間過ごされる場合も、MailMateは便利。自宅宛てに届く郵便物を別荘からチェックするといったこともできます。
30日間の返金保証もありますので、気になるという方はぜひお気軽にご相談くださいね!
クラウド郵便MailMateを使うと、世界中どこにいても紙の郵便物をリアルタイムにパソコン・スマホ上で受け取ることができます 🙆♀️
郵便物を受け取るためだけに帰宅や出社してませんか?
クラウド郵便で世界中どこにいてもあなたに届く紙の郵便物をリアルタイムにオンラインで確認することができます。