おすすめの空き家管理サービス5選!|郵便物の管理方法も解説

「実家が空き家になったが、忙しくて管理できない」
「家を相続したが、自分は遠方に住んでいる」
こんな悩みをお持ちの方には、空き家管理サービスがおすすめです。
総務省によると日本の空き家物件は増え続けており、2023年には過去最多の900万戸に達しました。空き家率も高く、2023年時点で13.8%。多くの方が空き家の管理に苦労しており、近年では「空き家問題」として話題になっています。
そこで本記事では、空き家の管理に悩んでいる方に向け、空き家管理サービスをご紹介いたします。おすすめのサービスや選び方、郵便物の管理方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
参考:令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計結果|総務省
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空き家管理が抱える3つの課題

国土交通省の調査によると、空き家管理が抱える主な課題は次の3点です。
管理の作業が大変(29.8%)
管理費用の負担が重い(21.6%)
遠方に住んでいるので管理が困難(21.0%)

空き家を管理するには、草木の手入れや換気、掃除などさまざまな作業が必要です。できれば月1回など、定期的に管理したいところ。期間が空くほど汚れも溜まるため、1回あたりの作業量が増えたりハウスクリーニングが必要になったりします。
とはいえ自分の生活があるなかで、空き家の管理まで行うのは大変ですよね。特に遠方に住んでいる方は、管理が難しいと感じているようです。
空き家を放置するリスクは大きい

みなさんのなかに「いつか取り壊すのに、空き家管理って必要なの?」という疑問を持っている方はいませんか。実は空き家を放置すると、数々のトラブルを引き起こすリスクが高まります。
特定空き家に指定されると固定資産税が大幅に上がる
放置すると倒壊などの危険がある建物や、衛生上有害となりうる建物などは、特定空き家に指定されます。一度指定されてしまうと、適切に管理するよう指導が入り、対応しなければ通常の3倍~6倍の固定資産税が課せられてしまいます。
さらに劣化が進むと、建物の資産価値も下がります。そのため管理不足のまま放置していると、売却額が下がってしまうでしょう。
管理不足の空き家は犯罪やご近所トラブルを招く
管理不足の状態だと、空き家であることが一目瞭然です。すると空き巣や不法投棄、放火といった犯罪に巻き込まれるリスクが増大します。
また樹木など隣家への越境物がある、あるいは悪臭や虫害が発生するようなことがあれば、周辺住民に迷惑をかけかねません。場合によってはクレームを招きます。
そのため誰も住んでいなくても、空き家には適切な管理が不可欠なのです。
空き家管理サービスに委託すれば専門的な管理ができる

空き家数の増加に伴い、近年増加しているのが空き家管理サービスです。空き家管理サービスを利用することで、管理の負担は大きく減らせるでしょう。
空き家管理サービスとは?サービス内容は大きく2つ
土地や家の所有者が不在、あるいは遠方に住んでいる場合に、所有者に代わって空き家管理を行うのが「空き家管理サービス」です。サービス内容は、主に2種類あります。
確認作業:郵便ポストの投函物、住宅の汚破損、庭の様子などを目視で確認する
代行作業:室内の換気や清掃、草むしりなどの実作業を代行する
一般的に確認作業のみだと料金は安く、代行作業も含むと料金が上がる傾向にあります。
メリットは空き家管理にかかる負担を軽減できること
空き家管理サービスを使えば、管理作業の一部またはすべてを代行してもらえるため、負担を大きく減らせます。専門家による管理なので、安心感も高いのも魅力。問題が発生した際の対処も早いため、建物の資産価値を維持できます。
さらに種々のトラブル防止につながるのもメリットです。悪臭や虫害、草木などによる周辺住民への影響が避けられますし、人が出入りすることで犯罪リスクも減らせます。
金銭的負担が大きいのはデメリット
一方で金銭的負担が大きくなる点はデメリットです。料金相場は月額5,000円~1万円で、目的がないまま空き家を所有していると、半永久的にこのコストがかかってしまいます。
金銭的負担を最小限に抑えるためにも、「売却先が決まるまで」「自分が住むまで」など、ある程度の期限を決めておくのがおすすめです。
関連記事:空き家の維持費はどのくらい?維持費の内訳と費用削減のコツ!
空き家管理サービスの選び方
空き家管理サービスを選ぶポイントは、以下の5点です。
料金体系:基本料金とオプション料金
サービス内容:訪問頻度、作業内容など
報告内容:報告に使うツール、写真の有無
対応エリア
利用者の口コミ
多くの場合、確認作業はプラン内に含まれています。ただ代行作業については、オプションサービスや別プランになるケースも少なくありません。料金を見る際は、必ずどのようなサービスが含まれているか確認しましょう。
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おすすめの空き家管理サービス5選
ここでは数ある空き家サービスのなかから、おすすめ5選をご紹介します。「必要な時は自分で作業するので、定期的な確認をお願いしたい」「実作業も代行してほしい」など、自分のニーズに合ったサービスを選びましょう。
①郵便局の空き家みまもり|郵便局のサービスなので安心!料金も手頃

引用:郵便局の空き家みまもり~空き家管理のお手伝い~ | 日本郵便株式会社
基本料金:4,280円(税込)/月
オプションメニュー:あり
訪問頻度:月に1回
対応エリア:全国
郵便局の空き家みまもりでは、住宅の外観や庭の様子などを、月に1回郵便局員が確認します。最大5枚の写真とコメント付きで報告してもらえるので、状況を確認しやすいでしょう。「郵便局のサービス」という安心感も大きいですね。
さらにオプションを付ければ外部の巡回だけでなく、換気や通水・草刈りや不用品整理なども依頼できます。郵便受箱投函物送付サービスを使えば、ポスト内の郵便物を依頼者の自宅へ転送することも可能です。
②HOME ALSOK るすたくサービス|オプションにホームセキュリティあり

引用:空き家・留守宅管理はHOME ALSOK るすたくサービス
基本料金:7,700円(税込)/月
オプションメニュー:あり
訪問頻度:月に1回
対応エリア:全国
ALSOKのるすたくサービスでは、月に1度のペースで玄関扉や勝手口など指定箇所の見回りをしてもらえます。結果報告はメールで届くため、手軽に確認できるでしょう。
あわせて郵便受けに郵便物が溜まっていれば、廃棄または転送の対応が可能。転送費用は別途かかりますが、防犯対策として有効です。オプションサービスにはホームセキュリティと換気サービスがあり、基本サービスとあわせて活用することでより大きな安心感につながります。
③東京ガスの空き家管理サービス 実家のお守り|ニーズに合わせた3プラン設定

引用:東京ガスの空き家管理サービス「実家のお守り」|東京ガス
基本料金:9,900円(税込)/回~
オプションメニュー:あり
訪問頻度:月に1回
対応エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
東京ガスの実家のお守りには、作業時間・作業内容に応じて3つのプランがあります。1回9,900円のベーシックプランでは50分間で換気や通水・外観確認など基本的な作業を行い、Web上に写真付きの報告書を載せてくれます。上位プランは作業時間が長くなり、作業内容に草むしりが追加されます。
現地カウンセリングは無料なので、不安な方は一度相談してみるのもよいでしょう。東京ガスを使っていない方でも、対象エリア内であれば利用可能です。
④日本空き家サポートの空き家管理サービス|災害時も無料巡回があるので安心

引用:空き家管理の全国ネット【日本空き家サポート】
基本料金:5,500円(税込)/月~
訪問頻度:月1回または月2回
対応エリア:全国
日本空き家サポートの空き家管理サービスには、家のタイプや訪問頻度、作業内容によって4つのプランがあります。どのプランでもポスト内に郵便物が溜まっていれば、別途料金なしで転送してもらえるのが特徴。また動画付きの報告書が届くため、現地の状況がわかりやすいです。
大きな地震や大雨特別警報などが発生した際は、無料で建物の巡回を行っているのも安心ポイント。緊急時も報告書が届き、空き家の状況を知ることができます。
⑤大東建託 空き家活用サービス|空き家の活用方法も相談できる

引用:空き家活用サービス
基本料金:5,500円(税込)/月~
訪問頻度:月1回
対応エリア:全国178拠点
大東建託の空き家活用サービスには、内外部巡回サービス・外部巡回サービス・マンション巡回サービスの3プランがあります。内外部巡回サービスの流れは、次のようになります。
室内の換気・通水
室内の異常確認・清掃
建物外部や庭の状況確認
草むしり
郵便物の回収・処分
外部巡回サービスには室内作業が含まれず、マンション巡回サービスには外部確認や草むしりが含まれません。
また大手不動産会社なので、空き家の活用方法や相続相談・税金相談も受け付けています。
空き家の郵便物も管理が必要
空き家管理サービスを使えば、建物の状況確認や管理作業の負担を軽減できます。ただ、気になるのは郵便物の管理。サービス内容に郵便物の確認・転送が含まれていることも多いですが、頻度は月に1度〜2度でしょう。それでは郵便物の確認が遅くなりますし、その間ポストに郵便物が残り続けます。
そこでここでは、空き家の郵便物管理におすすめのサービスをご紹介させていただきます。
クラウド私書箱サービス「メールメイト」は郵便物をデータで管理

メールメイトは、空き家の郵便物管理に適したクラウド私書箱サービスです。メールメイトの仕組みは、次のとおりです。
メールメイトの住所宛に郵便物が届く
スキャン・データ化された郵便物がクラウド上にアップロードされる
スマホやパソコンのマイページから郵便物を確認する
郵便物がデータとして届くため、いちいち紙の郵便物を転送してもらう必要がありません。タイムラグなく郵便物の確認ができるうえ、ポストにも郵便物が溜まらず安全です。
料金プランは数種類あり、たとえば高齢者の家族向けプランは月額2,800円~。30日間は返金保証も付いているので、お気軽に試すことができますよ。
気になる方はメールメイト公式ウェブサイトと下の利用方法動画をチェックしてみてくださいね。
それでも不安な方はお気軽に「support@mailmate.jp」または「050-1780-7334」までお気軽にお問い合わせくださいね。
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日本国内であれば郵便局の転送サービスを活用できる
郵便局の転送サービスでも、空き家の住所から別の住所へと郵便物を転送できます。転送期間は1年間で、サービスの利用料は無料。郵便窓口か郵送で転居届を提出してもよいですし、e転居を使えばインターネット上で手続きが完了します。
ただし本人の居住地以外には転送できません。たとえば施設に入所した親の郵便物を、子の自宅へ転送することはできないのです。また海外転送には対応しておらず、国内限定のサービスとなっています。
外部サービスをうまく活用して空き家を管理しよう

本記事では空き家管理にお困りの方に向け、おすすめの空き家管理サービスをご紹介しました。それぞれに特徴があるので、自分のニーズに合ったサービスを選んでください。
また空き家の郵便物を管理するなら、クラウド私書箱・メールメイトがおすすめです。メールメイトを使えば、郵便物がデータとして届くため、保管や検索・共有も簡単。メールのように手軽に管理できて、負担を大きく減らせます。場所を選ばず利用できるので、引っ越しや旅行の際にも安心ですね。
ぜひ便利な外部サービスを活用し、上手に空き家を管理していきましょう。
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