かっこいい屋号の決め方とは?個人事業主が屋号を決める際のポイント解説
(※この記事は、2023年5月22日に更新されました。)
本記事では、屋号の決め方と個人事業主が屋号を決めるメリットについて解説します。
こちらの記事は、以下のような方におすすめです。
「かっこいい屋号を決めたいけれど思いつかない!」
「屋号に使ってはいけない言葉などがあるのか知りたい」
「好かれる印象的な屋号の考え方を知りたい」
この記事では、上記のような方に向けて、個人事業主やフリーランスの方が屋号を決める際のポイントや注意点を中心に解説していきます。
屋号は会社名のように顧客からの印象を左右する重要なものです。
こちらの記事を読めば、好印象でビジネスを加速させてくれるような屋号の考え方を理解できるようになるでしょう。
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個人事業主の屋号とは何?
屋号とは、法人登記を行なっていない個人事業主が事業を始める時に仕事上で使う名前のことを指します。
法人で言う会社名をイメージしてもらえばわかりやすいのではないでしょうか。
しかし、屋号を持たずに個人名で活動している人もいますよね。
これはなぜかというと、代表者と会社が別人格のため会社名を決めなければならない法人とは異なり、個人事業の場合は屋号を決めなくても活動できるからです。
とはいえ、ビジネスを行う上では屋号は重要な役割を果たしてくれる存在です。
個人事業主のが屋号を決めるタイミングは?
個人事業主が屋号を決めたい場合は、「個人事業の開業・廃業等届出書」の提出時に開業届の屋号の欄に屋号を記入します。
(国税庁のHPより様式のダウンロード可能)
しかし、個人事業主の屋号は義務ではないため屋号を付けなくても問題ありません。
そのため開業届を提出の際に屋号を思いつかない場合は、次回の確定申告時に屋号を記載することもできます。
また、個人事業主が屋号を付けるには開業届を提出する必要があります。
しかし、開業届の提出も基本的に個人事業の開始から1ヶ月以内の提出が推奨されていますが、義務ではありません。
しかし、個人事業主が開業届を提出することには、多くのメリットがあります。
個人事業主の方で開業届の書き方や開業するメリットについて詳しく知りたい方は、「開業届の書き方と必要書類をわかりやすく解説【個人事業主の開業ガイド2023】」の記事を参考にしてください。
個人事業主が屋号を付けるメリット3つ
個人事業主の屋号は義務ではありません。
しかし、個人事業主が屋号を付けるメリット
1. 事業を進める上で覚えてもらいやすい
個人事業主は、個人名を使って事業を行うこともできますが、人の名前よりも覚えてもらいやすい屋号名をつけることができます。
ポイントの1つとして、事業内容と屋号を関連づけることで、個人名を使用するよりも覚えてもらいやすくなるなどがあります!
2. 屋号付きの銀行口座を開設できる
開業届を出すことで、屋号付きの銀行口座を開設することができます。
銀行口座に屋号をつけることで取引相手から信用を得やすくなります。
個人名の銀行口座で取引を行うよりも屋号付きの銀行口座を利用することで事業を真剣に行なっているということを印象付けることができます。
3. 屋号があれば看板やサイトに記載できる
個人事業主が屋号を付けることでチラシや自身の名刺、クラウドソーシングのサイトなどに個人名でなく屋号で登録をすることができます。
ここでのメリットとしては、
・個人名を使うよりも屋号を使うことでなんの仕事をしているのかを伝えやすい
・印象に残る屋号を記載することができる
・個人名よりも覚えやすい屋号を付けることができる などがあります。
このように、屋号は事業で使う名前であり、同時に事業を有利に進める上で重要な役割を持っています。
屋号はなんでもいいのか?ネーミングのポイント5つ!
「ビジネスを成功させるためにも、屋号を決めたい!でも、いざとなると良い屋号が思い浮かばない……」
このような場合には、まずネーミングする上で考慮すべきポイントをチェックしてみましょう。
屋号を決める上でチェックするべきポイントには、以下のようなものがあります。
・わかりやすい名前か
・オリジナル性の高い名前か
・変換しやすい言葉か
・ドメインが取れるか
・つけられない言葉が入っていないか
それぞれのポイントについて、以下の項目で確認していきましょう。
屋号の決め方のポイント①わかりやすい名前か
屋号で重要視するべきポイントのひとつが、わかりやすい名前であるかどうかという点です。
名前からそのビジネスや取扱い商品が伝わるような屋号にすると、看板やインターネット検索でも見つけてもらいやすくなります。
どうしたらわかりやすくなるのかいまいちわからないという人は、業種に関する言葉を前後につけてみるのもおすすめです。
たとえば、商品の販売なら「◯△ショップ」「◯△ストア」などですね。
また、わかりやすい名前にするためには、文字数も重要です。
わかりやすい屋号にしたいがために情報を詰め込んでしまうと、文字数が多すぎて覚えてもらえないかもしれません。
その他にも、看板やSNSアカウント名の文字数制限で苦労する可能性もあります。
このように、屋号のネーミングでは、わかりやすく覚えやすい長さかどうか?というポイントを考慮するとよいでしょう。
屋号の決め方のポイント②オリジナル性の高い名前か
次に、オリジナル性の高い屋号であるか?という点も重要です。
なぜなら、屋号が他と被っていると損してしまう可能性があるからです。
たとえば、あなたがインターネットやSNS検索で気になるお店を検索したとします。
しかし、同じ名前でいろいろなお店が出てきてしまったらどうでしょうか?
間違えて違うお店に行ってしまう可能性もありますよね。
そのため、検索した際になるべく被らない屋号にするのがおすすめなのです。
とはいえ、このポイントは先ほどの「わかりやすい名前を考える」という点と両立が難しいと感じる人もいるかもしれません。
しかし、わかりやすくオリジナル性の高い屋号は考え方次第で生み出すことができます。
具体的な名前の考案方法については後述の項目で解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
屋号の決め方のポイント③変換しやすい言葉か
屋号のネーミングのポイントとして、変換しやすい言葉かどうかチェックするという点も挙げられます。
なぜなら、変換が面倒だと検索しづらいですし、間違えて検索されてしまう可能性もあるからです。
間違えて検索されてしまうと、本来お客様になるはずだった人が他のお店に流れてしまう可能性も考えられます。
工夫をこらしたオリジナリティの高い屋号を考えたけれど漢字の造語が入っているという場合は、変換しやすいかどうか確認してみましょう。
屋号の決め方のポイント④ドメインが取れるか
屋号を決める際のポイントとしては、ドメインの取得を考慮するという点も挙げられます。
ドメインは、サイトのURLに使われている「◯△.jp」「◯△.com」などのことです。
たとえば、実際に以下のようなドメインが使われています。
・amazon.co.jp(Amazon)
・twitter.com(Twitter)
・panasonic.jp(パナソニック)
こちらはインターネットにおける住所のようなもののため、すでに使われている場合は同じものを取ることができません。
そのため、屋号名でドメインが取れないこともあるのです。
事業用のホームページを作りたいという方は、この点も踏まえて屋号を考えるとよいでしょう。
屋号の決め方のポイント⑤入れられない言葉が入っていないか
屋号を考えるにあたって、入れられない言葉が入っていないかという点にも注意が必要です。
入れられない言葉とは、以下のように見た人が会社・法人と勘違いしてしまうような物です。
・◯△会社
・◯△株式会社
・◯△法人 など
その他にも銀行や保険、公共サービスなどと間違えてしまうような言葉は入れないようにしましょう。
また、商標登録されている名称を屋号に使ってしまうと訴訟されてしまうなどのトラブルにも繋がりますので、避けましょう。
使いたい屋号が商標登録されているかどうかは、法務局やJ-PlatPat(特許情報プラットフォーム)で調べられます。
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屋号名のアイデアを出すための具体的な方法4つ
それでは、ネーミングのポイントを押さえながら屋号を考えていきましょう。
アイデアを出すための方法には、以下のようなものがあります。
・事業の強みなどから連想していく
・類似する業種や競合他社を調査する
・企業名ジェネレーターを使う
・社名占いを参考にする
以下の項目では、上記についての具体的な方法を解説しています。
屋号名アイデア①事業の強みや開業のエピソードなどから連想してみる
「屋号はわかりやすくオリジナリティのあるものがおすすめ」とネーミングのポイントで解説しました。
わかりやすさとオリジナリティを両立した屋号を作るためには、やはり「事業に関連する言葉」とプラスαで「独自の強みや特徴」を組み合わせた言葉で構成するのがよいのではないでしょうか。
また、開業のエピソードや伝えたいメッセージなどを込めるのもおすすめです。
たとえば、有名企業のソフトバンク株式会社のネーミングには、全てのソフトウェアを取り扱いたいという思いから「ソフトウェアの銀行」という意味が込められているそうです。
このように、事業に込める思いなどを組み合わせることでも屋号を考えることができます。
屋号名アイデア②類似する業種や競合他社を調査する
自分の中だけではなかなかアイデアが出てこないという場合は、類似の業種や競合他社の名前を調査してみると参考になるかもしれません。
業種名をインターネットで検索すると、参考となる社名や屋号が出てくるでしょう。
それらを取っ掛かりとしてアイデアを出していくというのもよい方法です。
屋号名アイデア③企業名ジェネレーターを使う
屋号のネーミングに悩んでいるときは、参考として企業名ジェネレーターを使ってみるのもおすすめです。
たとえば、以下のようなサイトでは、キーワードなどから社名・サービス名を自動生成してくれます。
・ビジネス名ジェネレーター | 社名のアイデアツール - GoDaddy JP
・会社名・サービス名ネーミング無料ジェネレーター - Shopify 日本
上記のようなジェネレーターを使ってみることで、自分の中では思いつかなかったようなアイデアを得られるかもしれません。
屋号名アイデア④社名占いで屋号の画数を占う!?縁起が気になる方の参考ツール
屋号のアイデアをいくつか出したけれど絞り込むのが大変!という方は、より縁起の良い画数の屋号を選ぶというのはいかがでしょうか?
社名占いというサイトでは、ボックスに社名・屋号を入力することでその画数から吉凶を出してくれます。
結果とともに同じ画数の有名企業を表示してくれるため、参考にしてみるのもおすすめです。
屋号決めに疲れてしまったときの息抜きとして、いろいろな屋号を占ってみるのも楽しいのではないでしょうか。
個人事業主の屋号名の例
個人事業主がお店を営んでいる場合の屋号の例を下に紹介いたします:
・〇〇寿司
・〇〇工房
・〇〇園
・〇〇屋
・〇〇場
・〇〇処
・〇〇所
・〇〇ショップ
・〇〇カフェ
・〇〇の店
・〇〇堂
上記が一般的なお店につけられる屋号名の例です。
和風や洋風などお店のイメージや事業内容などにあった屋号を選びましょう!
参照サイト:フリーランス・個人事業主の屋号の決め方と職業別の屋号ネーミング例を紹介
個人事業の屋号を登録・変更する手続きの方法
屋号は、開業届の屋号欄または確定申告の屋号欄に記載することで登録できます。
開業届を提出する際に屋号がまだ決まっていない場合という場合は、空欄にしておいても大丈夫です。
理由は、確定申告の際に屋号欄を記入すればそちらで登録されるからです。
また、屋号を変更したい場合も同様に、確定申告の書類に記載することで変更できます。
このように、屋号は法人の登記とは異なり、開業届・確定申告書類に記載することで簡単に登録できます。
ポイントを押さえて印象に残る屋号を考えましょう
今回は、個人事業主が屋号を決める際のポイントについて解説しました。
屋号を決める際には、個人事業のイメージに合った名前や、覚えやすさの他に、独自性やドメインの取得などを考慮することが重要です。
自分自身のビジネスや個性に合った屋号を決め、ブランディングに活用していきましょう。
また、開業して事業を行っていきたいけれど開業届に記載する住所や仕事用の郵便物の管理に悩んでいるという方には、MailMateがおすすめです。
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おすすめ記事:個人事業主の納税地はどこ?異動する方法とバーチャルオフィスの例
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