【無料】フリーランス向け請求書テンプレート5選|作成方法も解説
「個人事業主も請求書の発行は必要?」
「どうやって請求書を作成すれば良いか分からない」
「フリーランスが使える請求書テンプレートってあるの?」
この記事では、こうした疑問・悩みを解決していきます。
業務委託として働いている方は、業務完了後に請求書を提出しなければなりません。一方で請求書の作成方法が分からず、悩む方も多いでしょう。
そこで本記事では個人事業主・フリーランス向けに、請求書の作成方法とおすすめの請求書テンプレートをご紹介します。
あわせて請求書を作成する際の注意点や、取引先と確認しておくべきポイントについても解説します。スムーズに請求書を作成したい方は、ぜひ参考にしてください。
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請求書は取引の証となる重要書類
請求書の発行を義務づけた法律はないので、取引が完了した時点で報酬の支払いを受けることは可能です。
ただし請求書は取引履歴や取引内容の証明書にもなるため、ビジネス上は請求書を元に報酬を支払うのが一般的です。
請求方式には、以下の2パターンがあります。
都度方式:取引が終わるたびに請求書を発行する
掛売方式:月末など決まったタイミングでまとめて請求する
速やかに代金を回収したい方には、都度方式が向いています。
それに対して、納品件数が多くて請求書の発行が負担になる方には、掛売方式が合っているでしょう。
クライアントとも相談し、どちらにするか決めてください。
請求書のメリットはトラブルを未然に防げること
請求書の作成には手間がかかる反面、トラブル防止につながるという大きなメリットがあります。
たとえば取引内容や支払期限、請求金額を記載していれば、「予定より報酬額が少ない」「なかなか入金されない」といったトラブルが防げるでしょう。
クライアントにとっては、請求書があることで支払証明がスムーズになり、税務調査に役立つ点もメリットです。さらに電子請求書の場合はデータで管理するため、過去の請求情報を探しやすくなります。
請求書の保管期間は、個人事業主・フリーランスの場合は5年間、法人の場合は7年間です。
ただし適格請求書の場合は、個人でも7年間の保管が必要です。
請求書作成前にクライアントと確認する事項
請求書の項目には、企業によって対応が異なる部分もあります。請求書を作成する前に、あらかじめクライアントと認識をすり合わせておきましょう。
源泉徴収税の扱い
源泉徴収とは、報酬支払時に所得税分を差し引いて納付することです。
これは「源泉所得税」と呼ばれ、原稿料や講演料などが対象範囲となっています。そのためフリーランスのライターやデザイナー、翻訳家などは、請求書に源泉所得税を記載する必要があります。
ただし対象となる業務を行っても、必ず源泉所得税を記載するとは限りません。クライアントによっては源泉徴収義務がない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
参考:No.2792 源泉徴収が必要な報酬・料金等とは|国税庁
消費税は内税か外税か
内税とは消費税込の金額、外税は消費税別の金額を指します。表示方法によって正確な報酬額が変わるので、注意してください。
たとえば5,000円の契約で業務を行った場合、次のような違いが出ます。
内税:報酬額は5,000円(内455円は消費税)
外税:報酬額は5,500円(5,000円+消費税500円)
無用なトラブルを避けるため、事前にクライアントと認識をすりあわせておく必要があります。
外税だと消費税の分だけ報酬額が上がるので、選べるなら外税を選ぶと良いですね。
押印の有無
法律上、請求書に印鑑を押す必要はありません。ただし慣習として氏名横に押印を求める企業は多いです。
近年では請求書の電子送付が増えたため、電子印鑑を使うケースも増えてきました。なかには脱ハンコが進んでおり、印鑑不要としている企業もあります。
企業によって対応が異なるので、クライアントの指示に従いましょう。
振込手数料について
金融機関によっては、振込時に手数料がかかることも多いです。そのためあらかじめ手数料を支払う側を明確にしておかなければ、トラブルの原因になる可能性もあります。
民法第484条・485条には「持参債務の原則」が記されており、それに則ると買い手側であるクライアントが手数料を負担するのが原則です。
とはいえ双方の合意があれば、請求者が手数料を負担しても問題ありません。事前に確認し、請求書にも明記するなどして、認識の食い違いを防ぎましょう。
フリーランス向け請求書の書き方
フリーランスが必ず請求書に記載すべき項目は、以下の5点です。
書類発行者の氏名や名称:住所や電話番号の記載は任意
取引年月日
取引内容:品目ごとに具体的な記載が必要
取引金額
取引先の名称
この時氏名や名称は略称でなく、正式名称で書くようにしましょう。
また請求書にはそれぞれ請求書番号を記載しておくと、問い合わせや確認の際に便利ですよ。
インボイス制度について
2023年10月にインボイス制度が始まり、適格請求書発行事業者には「適格請求書等」の発行義務が生じました。
一般的な請求書と適格請求書等の違いは、以下の4点です。
書類発行者の登録番号を記載する
軽減税率の対象にはその旨表記する
税区分ごとの税込対価(税抜対価)の額と適用税率を記載する
税区分ごとの消費税額等を記載する
細かな記載が必要になるので、請求業務が大変になるかもしれません。その場合は、インボイス対応の請求書テンプレートを使うのもおすすめです。
関連記事:【無料・A5】インボイスの領収書テンプレート・記入例を紹介
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請求書を作成する際の注意点
請求書の作成にあたっては、以下の3点に注意が必要です。
宛名の敬称を使い分ける
振込情報を正確に記載する
電子請求書はPDF形式で送付する
宛名を記す際は、「氏名+様」「会社名や部署名+御中」が原則です。また「様」と「御中」は同時に使うことができません。
振込情報に多いミスは、預金種別の記載忘れです。必ず「普通」「当座」などの種別を記載しましょう。
また振込期限も忘れずに記載してください。
そしてワードの請求書やエクセルの請求書だと、送付先で編集することができてしまいます。
データ改ざんやトラブルを防ぐためにも、PDF形式で送ると安心です。
関連記事:請求書保管方法を解説!法人・個人事業主の保管期間や紙・電子の保管の違い
【フリーランス】請求書テンプレートおすすめ5選
ここではフリーランス向けの無料請求書テンプレートを5つご紹介します。テンプレートを使うと読みやすいうえ、計算ミスを減らすこともできますよ。
効率良く請求業務を行うためにも、うまく活用してください。
参考:請求書作成に使える無料ツール6選!【請求書の書き方・注意点も解説】 | MailMate
①メールメイト|Webページ上で簡単編集!電子印鑑の捺印もOK
料金:無料
登録:不要
インボイス制度:対応
メールメイトの請求書テンプレートは、ページ上で直接編集できるのが特徴です。操作も簡単で、請求書フォーマットに沿って宛先や請求金額などの必要事項を入力し、最後に「ダウンロードする」を押すだけ。するとPDFファイルとして、請求書データを保存できます。
ファイルを挿入すれば、電子印鑑の捺印も完了します。手軽に請求書を作成したい方におすすめです。
②freee請求書|請求書発行システムとしても利用可能!無料プランあり
料金:無料
登録:不要
インボイス制度:対応
freee請求書の請求書テンプレートは、エクセルデータをダウンロードして利用します。繰越金や源泉徴収額などの記載に応じて、4種類のテンプレートから選べます。
さらにfreee請求書は請求書発行システムとしても人気が高く、発行枚数が少ない方向けの無料プランもあります。freee会計との連携もできますよ。
③Misoca|用途やデザインに応じて豊富なテンプレートから選ぶことができる
料金:無料
登録:必要
インボイス制度:対応
Misocaの請求書テンプレートの特徴は、数が多くデザイン性にも富んでいること。カラーやイラスト付きの請求書を使えば、取引先に強い印象を残すことができるでしょう。
またクラウド請求書作成ソフトとしても利用可能です。無料プランでは月に10枚までの請求書が作成できます。
④みんなのExcelテンプレート|窓付き封筒対応なので郵送に便利
料金:無料
登録:不要
インボイス制度:非対応
みんなのExcelテンプレートには、領収書や見積書、稟議書など、さまざまなビジネステンプレートが用意されています。利用規定に同意すれば、すぐにエクセルテンプレートのダウンロードが可能です。
シンプルで汎用性が高いため、多くの場面で利用できるでしょう。窓付き封筒に対応しており、そのまま郵送できるのも便利なポイントです。
⑤bizocean|ユーザーレビューや平均評価を参考にダウンロードできる
料金:無料
登録:必要
インボイス制度:対応
bizoceanでは、ファイル形式やカテゴリーからテンプレートの検索が可能です。請求書・請求明細書だけで200種類を超えるほど豊富な種類があります。
「シンプルで使いやすい」「色が変更できる」など、ユーザーのレビューが見られるのもポイント。平均評価も付いているので、ダウンロード時の参考になるでしょう。
フリーランスの請求書作成にはテンプレートが便利
本記事では、個人事業主・フリーランス向けの請求書作成方法や、おすすめの請求書テンプレートをご紹介しました。
請求書は支払いに関するトラブルを防ぐだけでなく、取引の証明としても使われる重要書類の一つです。スムーズに報酬を受け取るためにも、業務完了後は請求書発行を行いましょう。
ただ「請求書の書き方が難しい」「発行する請求書が多くて大変」など、請求業務を負担に感じる方もいるかもしれません。私も一から作ろうとして挫折したことがありました。
そんな方におすすめなのが、請求書テンプレートです。登録不要な無料テンプレートも多いので、気軽に使うことができますよ。
ぜひ便利なツールを活用しながら、請求書を作成してはいかがでしょうか。
メールメイトなら請求書管理もあわせて行える
メールメイトは請求書テンプレートとして利用できるだけでなく、請求書の管理にも活用できます。
メールメイトを使えば重複している内容を自動検出する、勘定科目をデータ抽出するなど、請求書管理の自動化が可能。業務の効率化やミス削減にもつながるでしょう。
さらにクラウド私書箱やバーチャルオフィスとしても利用できるため、個人事業主の抱える課題を多方面から解決に導きます。仕事上で困りごとがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
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