書留サービスの特徴とメリットは?|一般・現金・簡易の違いも紹介

書留サービスの特徴とメリットは?|一般・現金・簡易の違いも紹介

「大事な書類が本当に相手に届いたか不安」

「お祝いのお金を送るにはどうすれば良いの?」

「書留の出し方がよく分からない」

このような悩みは、この記事を読めば解決できます。

書留(かきとめ)とは郵便サービスの一つであり、聞いたことがある方も多いでしょう。

一方で書留を利用する目的や、書留の出し方・受け取り方がよく分からない人も多いのではないでしょうか。

本記事では、大事な郵便物を送る時に使われる書留サービスについて詳しく紹介します。あわせて書留の特徴やメリット、3種類の違いについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

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書留とはどんなサービスなのか?


書留サービスの特徴とメリットは?|一般・現金・簡易の違いも紹介

書留が一般的な郵便物と違うのは、主に以下の2点です。

  • 郵便物の引き受けから配達までの送達過程を記録する

  • 郵便物に破損・紛失があった場合、損害要償額の範囲内で実損額を賠償する

一般的な郵便物の場合、無事に相手に届いたことを確認する方法はありません。

また万が一の事故があっても、郵便局に損害賠償を請求することはできないのです。

そのため特に大切な郵便物であれば、配達状況を確認できて、万が一の際には実損額の賠償が受けられる書留の利用がすすめられています。

参考:書留 | 日本郵便株式会社

書留の種類は3つ!一般と簡易の違いは?


書留というと「一般書留」を表すことが多いですが、ほかに「簡易書留」と「現金書留」があります。

現金書留は現金を送るものですが、一般書留と簡易書留の違いは分かりにくいので確認していきましょう。

いずれの場合も書留の利用料金は、郵便料金に加算する形になります。郵便物に付けるオプションとして考えると良いですね。

また、加算額に応じて賠償額も変わります。

たとえば現金書留の損害要償額は1万円なので、5万円を送ったとすると、万一の際に全額補償を受けることができません。その場合は88円(11円×8)加算すれば、5万円分の補償が受けられるようになりますよ。

参考:書留 | 日本郵便株式会社

【最大500万円まで賠償される】一般書留

  • 利用料金(郵便物):郵便料金+480円

  • 利用料金(ゆうメール):基本料金+420円

  • 損害要償額:10万円~500万円 ※5万円ごとに23円加算

  • 利用目的:宝石・貴金属等の高価なもの、株価証券など

一般書留の大きな特徴は、最大で500万円という賠償額の高さです。

そのため高価な郵便物や、特に重要な書類などを送る際に使われます。手紙やハガキ、ゆうメールなどに対応しています。

また一般書留では以下の送達過程が記録され、Webから確認できます。

  • 郵便物を引き受けた郵便局と時間

  • 経由した郵便局と時間

  • 郵便物が届いた郵便局と時間

  • 宛先に届いた時間

配達時に相手が不在だった場合は、「不在のため持ち戻り」などと表示されます。

【一般書留より割安】簡易書留

  • 利用料金(郵便物):郵便料金+350円

  • 利用料金(ゆうメール):基本料金+350円

  • 損害要償額:5万円

  • 利用目的:重要な書類、コンサートのチケットなど

簡易書留は、一般書留よりも割安の書留サービスです。

ただ損害要償額は5万円までとされており、増額することはできません。また送達過程の記録も、一般書留より簡易的になります。

  • 郵便物を引き受けた郵便局と時間

  • 郵便物が届いた郵便局と時間

  • 宛先に届いた時間

経由した郵便局は記録されない点が、一般書留との大きな違いです。

このように利用料金賠償額、記録項目が異なるため、高額な郵便物には一般書留、重要な書類やチケット発送などには簡易書留が使われることが多いです。

【現金を送る唯一の方法】現金書留

  • 利用料金:郵便料金+480円

  • 損害要償額:1万円~50万円 ※5,000円ごとに11円加算

  • 利用目的:現金送付

現金書留とは、その名のとおり現金の送付に使われるサービスです。注意点は、一般書留や簡易書留と異なり、現金書留用封筒(21円)が必要なこと。郵便局で販売しているので、住所や氏名を記入のうえ押印してから利用してください。

書留

引用:現金書留用封筒の仕様変更

加算すれば50万円までの損害要償を受けられますが、同封されている金額以上の補償は付けられません。たとえば30万円を送る場合、最大損害要償額は30万円となります。

ただし日本のお金はお札・小銭共に対象ですが、外国硬貨は現金書留の対象外です。その場合は一般書留を利用することになります。

書留を利用するメリット


書留サービスの特徴とメリットは?|一般・現金・簡易の違いも紹介

現金を送る際は普通郵便やレターパックが使えないため、現金書留とする必要があります。高価な貴金属等も一般書留を「利用しなければならない」とされています。

一方で書類やチケットの場合、普通郵便で送っても特に問題はありません。むしろそのほうが、郵送料は安く済むでしょう。それでも書留にすることで、大きく3つのメリットが得られます。

参考:書留としなければならない貴重品について - 日本郵便

1.郵便追跡サービスで配達状況を確認できる

書留を使う最大のメリットは、追跡番号を使って郵便追跡サービスが利用できることです。「今どこの郵便局にあるのか」「きちんと相手に届いたのか」など気になった時にすぐ確認できて安心です。相手から配送状況について問い合わせがあった際も、「今〇〇郵便局にある」とスムーズに答えることができますね。

追跡サービスが付いていることで、相手にも安心してもらえます。反対にチケットが普通郵便で届くと、「途中で何かあったらどうするつもりだったんだ」と不安を覚える方もいるでしょう。そのためチケットの送付には、一般書留や簡易書留を利用するのがマナーともいえます。

2.希望に合わせた再配達依頼が可能

書留は基本的に対面受け取りなので、不在の場合は不在票が投函されます。不在票が入っていたら、希望日・希望時間帯を指定して再配達依頼をすることができます。17時までに依頼すれば、当日21時までの再配達が可能です。

  • 午前:8時頃から12時頃

  • 午後1:12時頃から14時頃

  • 午後2:14時頃から16時頃

  • 夕方:16時頃から18時頃

  • 夜間1:18時頃から20時頃

  • 夜間2:19時頃から21時頃

このように細かく時間枠が分かれているので、都合の良い時間帯を選びやすいでしょう。送る際にオプションで配達日や配達時間を指定することもできますよ。

3.土曜日・日曜日・休日にも配達される

基本的に土日や休日は郵便配達がありませんが、書留の場合は配達されます。一般の郵便物は連休を挟むと届くのに時間がかかりますが、そんな心配がいらない点も書留の大きなメリットです。平日は不在がちという方も、土日や休日であれば受け取れますね。

ただし書留は土日休日も配達されるものの、通常より速く届くというわけではありません。そのためなるべく速く届けたいのであれば、基本料金に速達料金を追加して、速達郵便として出したほうが良いでしょう。

特定記録郵便とはどう違う?

書留と混同しやすいサービスに、特定記録郵便があります。特定記録郵便でも郵便物を出した記録が残り、郵便物の配達状況が確認できますが、以下の点が異なります。

  • 利用料金は160円で書留より安い

  • 郵便物の賠償はない

  • 対面受け取りではなくポスト投函

  • 配達日は平日のみ

つまり書留よりも安く利用できる反面、書留ほどの手厚い補償はないということになります。また配達日の指定や土日休日の配達もできません。

一般的に高価な郵便物や重要な書類には書留を、請求書や会報誌、チケットなどの発送には特定記録郵便を使うことが多いです。

参考:特定記録 | 日本郵便株式会社

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書留の送り方・受け取り方


書留サービスの特徴とメリットは?|一般・現金・簡易の違いも紹介

一般の郵便物であれば、封筒に料金分の切手を貼ったうえでポストに投函すれば送ることができます。郵便物の受け取り時も、自宅のポストから取り出すだけなので簡単ですよね。

ただし書留の場合は送達過程を記録しているため、普通郵便とは扱いが異なります。私も初めて書留を送る時はやり方がわかっておらず、郵便局の窓口で戸惑ってしまいました。

ここでは書留の送り方、受け取り方をそれぞれ見ていきましょう。

1.書留を出す時は郵便窓口・ゆうゆう窓口へ

書留を出すには、まず郵便局の窓口へ行き「書留・特定記録郵便物等差出票」を受け取ります。必要事項を記入したら、郵便物とあわせて窓口に出しましょう。料金を支払い、無事に受領されれば「書留・特定記録郵便物受領証」が受け取れます。

この受領証には追跡番号が書いてあるため、郵便物の送達過程を確認するうえで重要になります。相手への配達が済むまでなくさないよう注意してください。

こうした流れがあるため、書留を街のポストやコンビニに投函することはできません。必ず郵便局の窓口やゆうゆう窓口に持参して、郵便局員に手渡す必要があります。

2.書留を受け取る時はハンコやサインが必要

書留は基本的に対面受け取りで、ハンコかサインが必要となります。基本的に宛所配達となるため、宛名に書かれている本人が不在の場合は、同居している家族が受け取ることも可能です。どうしても本人が受け取りたいという場合は、送る際にオプションで「本人限定受取」をつけてもらいましょう。

また2017年6月より、戸建て住宅に設置された宅配ボックスでも書留郵便が受け取れるようになりました。これは条件を満たした宅配ボックスがあり、事前に「指定場所配達に関する依頼書」を提出していれば、本人が不在でも書留の配達をしてくれる仕組みです。不在がちになってしまう方は、検討してみても良いですね。

参考:戸建住宅に設置した宅配ボックスへの書留郵便物等の配達 - 日本郵便

目的に合わせた郵便サービスを利用しよう


書留サービスの特徴とメリットは?|一般・現金・簡易の違いも紹介

本記事では、大事な郵便物の出し方に悩んでいる方に向け、書留の特徴やメリット、利用方法について解説してきました。書留は郵便物の安全性を高めるために使われるサービスで、3つの種類があります。高値の郵便物には一般書留、高価ではないが重要な書類には簡易書留、現金送付には現金書留を使うなど、目的に合った書留を利用しましょう。

ただ、なかには不在がちでなかなか対面受け取りができない方や、長期出張が多く郵便物がなかなか管理できないという方もいますよね。そんな方には、クラウド上で郵便物が受け取れるメールメイトがおすすめです。

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関連記事:私書箱に簡易書留が届いたらどうなる?受け取り方法について紹介

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