郵便ポストの抜き取りを防止するポイント｜今すぐできる対策を紹介

「郵便物の盗難が増えていると聞いて心配」

「郵便ポストの抜き取りを防止する方法が知りたい」

「どんな郵便受けが安全なの？」

この記事では、こうした悩み・疑問を解消していきます。

家のポストには、日々さまざまな郵便物が届きます。一方で近年話題になっているのが、郵便物の抜き取り被害。郵便物の盗難は被害に気付きにくい分、注意しなければなりません。

そこで本記事では、郵便物の抜き取り防止策をご紹介します。ポストの防犯性を高める方法や、郵便ポストを使わずに郵便物を受け取る方法をお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

郵便物の抜き取りはさまざまな犯罪被害を招く

たとえダイレクトメールであっても、郵便物はすべて個人情報の宝庫です。そのため郵便物の盗難は、さまざまな犯罪被害を招く恐れがあります。

具体的に確認していきましょう。

個人情報の流出によって詐欺被害のリスクが高まる

郵便物を見れば、居住者の名前や住所・電話番号、家族構成や世帯年収など、さまざまな情報がわかります。こうした個人情報が流出することで、詐欺被害に遭う可能性が高まります。

たとえば犯罪者に家族構成を知られてしまうと、振り込め詐欺につながる恐れがあります。クレジットカードの暗証番号が知られたら、不正利用されかねません。公共料金の請求書を抜き取られたら、身分証の偽造に使われる可能性があります。

どんな郵便物であっても、個人情報の流出がきっかけで別の事件に巻き込まれるリスクが高まるのです。

小包や宅配物の盗難も起こりうる

近ごろはネットショッピングで購入した商品を、メール便や置き配で配達してもらうケースも増えてきました。便利であるものの、メール便はポストから抜き取れますし、置き配の荷物もそのまま持って行かれるリスクがあります。

さらにポストから不在票を抜き取り、受け取り場所を変更して荷物を盗むケースもあるそう。郵便物の盗難と比べて被害に気付きやすいとはいえ、犯人が見つかりにくく、解決が難しいケースが多いです。

郵便物が溢れていると空き巣に遭う危険性がある

「忙しい」「長期間留守にしていた」などの理由から、しばらくポストを見ていないという方は多いかもしれません。ところが郵便受けに郵便物が溢れていると、犯罪リスクが高まります。

郵便物の溢れた家は、管理されていない家、あるいは空き家という印象が付いてしまいます。そのため空き巣被害に遭う危険が高くなるのです。

長期不在の際は不在届や転居届を出す、郵便物はこまめに回収するなど、対策しておく必要があります。

防犯性の高い郵便ポストで盗難防止につなげる

郵便物や荷物の盗難を防ぐには、まず郵便ポストの防犯対策を強化しましょう。ここでは4つのポイントをご紹介します。

盗難リスクが低い「埋め込み型」を選ぶ

郵便ポストには、さまざまなタイプがあります。

• 壁掛け型：玄関付近の外壁などに設置する。取り付けやすい

• 独立ポール型・据え置き型：地面に置くだけで設置できる。高さに注意して設置する

• 埋め込み型：家の壁やブロックに埋め込む。自力での設置は難しい

最も盗難リスクが低いのは、埋め込み型の郵便ポストです。特に玄関先の壁に埋め込むタイプは、取り出し口が家の中にあります。郵便物を取りに行くのも楽ですし、他人に触られる心配も少ないですよ。ただし自力で設置するのは難しいため、工務店などに相談してください。

取り出し口に鍵を付ける

埋め込み型以外のポストは、取り出し口に鍵を付けておくと安心です。鍵の種類は大きく2種類あります。

• ダイヤル錠：ダイヤルを回して数字を合わせる

• 南京錠：ダイヤルタイプと鍵タイプがある

これから郵便ポストを設置するなら、ダイヤル錠もおすすめです。ただすでにあるポストに後付けするなら、南京錠が手軽ですよ。

郵便物を取るのは毎日のことなので、「いちいち鍵を開けるのは面倒」という方も多いでしょう。私もダイヤル錠付きの郵便ポストを使っていながら、ほとんど施錠していない時期がありました。

けれども鍵をかけておくだけで、郵便物の盗難に遭うリスクを大きく軽減できます。ぜひ鍵を取り付け、施錠するのを習慣にしましょう。

投入口に手が入らないよう盗難防止プレートを設置する

取り出し口に鍵をかけていてもポストの投入口が大きいと、そこから手を入れれば郵便物を抜き取れてしまいます。それを防ぐために役立つのが、盗難防止プレートです。

盗難防止プレートを付けておけば、投入口から手を入れても奥まで届きません。そのため投入口からは、郵便物を抜き取ることができなくなります。取り出し口の施錠とあわせて取り入れるとよいでしょう。

見通しのいい場所に設置する

防犯性を高めるには、郵便ポストの設置場所も重要です。家の中から見える場所や人通りの多い場所に設置されていれば、怪しい人は立ち寄りにくくなります。

ポストの設置場所を決める際は、以下のメリット・デメリットも考慮してください。

• 道路付近：〇敷地内に人を入れずに済む　△第三者が触りやすい

• 玄関ドア付近：〇郵便物を取りに行きやすい　△敷地内に人が立ち入る

加えて郵便ポストの周りに防犯カメラを設置すると、より安全性が高まりますよ。

賃貸物件の場合は大家さんとの相談も必要

戸建ての場合は、自分で郵便ポストの防犯対策を工夫できます。ただアパートやマンションなどの集合住宅では、エントランスに集合ポストが設置されており、ポストの形や設置場所を居住者が勝手に変えるわけにはいきません。

ただし大家さんによっては、南京錠や盗難防止プレートの設置は可能な場合があります。部屋に玄関ポストが付いている場合は、そちらを対策するとよいですね。必要に応じて、事前に大家さんと相談しましょう。

郵便ポストの抜き取り防止！郵便物をポスト以外で受け取る方法

郵便ポストに防犯対策を施しても、「今のポストでは郵便物が危険」「ストーカー被害が心配」という方もいるでしょう。そんな方には、郵便ポストを使わずに郵便物を受け取る方法がおすすめです。

①クラウド私書箱｜郵便物をデータとして受け取れるので安心

クラウド私書箱は私設私書箱の一つで、郵便物を紙ではなくデータで受け取れるサービスです。たとえばクラウド私書箱・メールメイトの仕組みは、以下のようになっています。

1. メールメイトの住所宛に郵便物が届く

2. 郵便物がスキャンされ、データ化される

3. 郵便物のデータがマイページ上にアップロードされる

4. スマホやパソコンから郵便物のデータを確認する

自分のスマホやパソコンからしか郵便物が見られないため、抜き取り被害に遭うリスクがなくなります。メールのように管理できて、保管や検索がしやすいのもポイントです。

メールメイトの詳細が気になった人は公式ウェブサイトと下のダッシュボード利用方法をご覧ください。

それでも不明な点がある場合は「support@mailmate.jp」または「050-1780-7334」の問い合わせ番号で気軽に連絡できます。

②郵便局留め｜郵便局内で安全に保管できる

郵便局留めは郵便物を自宅に配達せず、郵便局内で保管しておくサービスです。郵便物の宛先を「〇〇郵便局留め」に変えるだけで利用でき、郵送方法は一般の郵便物と変わりません。利用料金も無料です。

ただし郵便局留めの郵便物は、郵便局まで受け取りに行く必要があります。少々手間がかかるため、注意してください。

③配送方法の変更｜対面受け取りができる配送方法を選ぶ

重要な郵便物であれば、配送方法を変更しておくのもよい方法です。たとえば本人限定受取郵便や書留サービスは、基本的に対面で受け取ります。ポストには投函されないので、抜き取り被害に遭う恐れはありません。

注意点は、本人限定受取郵便の受け取りには身分証明書が必要なこと。書留サービスは同居家族でも受け取れますが、本人限定受取郵便は本人しか受け取れないため、配送日を調整しておくとよいですね。

郵便ポストから盗難されたら警察へ相談

万が一郵便物が抜き取られてしまったら、すぐに警察へ相談しましょう。その際は、以下の3点を準備しておくとスムーズです。

• 被害に遭った日時や状況をメモしておく

• ポストに跡が残っている場合は写真を撮っておく

• 防犯カメラがある場合は映像を確認しておく

郵便物の抜き取りは、れっきとした窃盗罪です。必要に応じて被害届の提出も検討してください。

郵便物の防犯対策に関するよくある質問（FAQ）

最後に「郵便ポスト 抜き取り 防止」に関するよくある質問を紹介していきます。

Q. 郵便物が盗まれた場合、どうすればいいですか？

A. すぐに最寄りの警察に相談し、被害届の提出を検討してください。被害に遭った日時や状況をメモし、ポストの損傷や防犯カメラの映像があればあわせて提供するとスムーズです。

Q. どんな郵便ポストが盗難に強いですか？

A. 防犯性が最も高いのは「埋め込み型」のポストで、取り出し口が家の中にあるため外部から触れられにくい構造です。設置が難しい場合は、鍵付きポストや盗難防止プレートの導入も有効です。

Q. 郵便物をポスト以外で受け取る方法はありますか？

A. はい、以下のような方法があります：

• クラウド私書箱（例：MailMate）：郵便物をスキャンしてデータで受け取れます。

• 郵便局留め：自宅に配達せず、郵便局で安全に受け取れます。

• 本人限定受取郵便・書留：対面受取限定のため、盗難リスクが低くなります。

Q. 郵便ポストの設置場所で防犯性に差はありますか？

A. はい、人目に付きやすい場所（道路側や玄関先）に設置すると、盗難の抑止力になります。さらに防犯カメラと併用することで、より高い効果が期待できます。

郵便ポストのセキュリティ対策を万全にしよう

本記事では郵便物の盗難を防ぐため、郵便ポストの抜き取り防止策について解説しました。鍵やプレートの設置はすぐにできるので、ぜひ実践してポストの防犯性を高めてください。

より郵便物の安全を守りたい方には、郵便ポストを使わない方法もあります。なかでもクラウド私書箱・メールメイトは郵便物をデータとして管理できるため、防犯性だけでなく利便性も高いです。

メールと同じような簡単操作なので、誰でも使いやすい点も魅力。30日間は返金保証も付いているため、気になる方はぜひ試してみてください。