【ネットショップ運営】自宅住所を知られたくない!解決策を紹介
個人でネットショップを開くにあたって悩みがちなのが、住所や電話番号を知られたくない……という問題です。
ネットショップについて調べている人なら、特定商取引法で住所等を公開しなければいけないことをご存知な場合も多いと思います。
しかし、自宅の住所を公開するのはリスクが高いので知られたくない、住所を非公開ですむ方法があれば知りたいと考えている方も多いはずです。
本記事では、そういった方に向けて自宅住所を知られずにネットショップを開ける手軽な方法や便利な方法をそれぞれ紹介しています。
こちらの記事を読めば、住所を公開せずにショップ運営する方法がわかり、安心してネットショップを開くことができますよ。
クラウド私書箱 MailMateを使うと、世界中どこからでも自宅に届く紙の郵便物をリアルタイムにパソコンやスマホ上で確認・管理できます 📩
ネットショップを運営する時に住所や電話番号を公開するのは危ない?
ネットショップを運営する時に限らず、自宅の住所をインターネット上で公開するのは安全とは言い難いことです。
インターネット上に氏名、住所、電話番号のすべてを掲載してしまったら、全世界の人から見られる状態になってしまいますよね。
さらに、現在はSNSや掲示板など、ネット上での情報共有の手段もかなり増えてきています。
すべての人が悪質なトラブルを引き起こすわけではありませんが、住所を公開したことによるストーカー被害や空き巣といった例もあることから、自宅の住所や電話番号を知られるリスクは高いといえるでしょう。
このように、ネットショップ運営において住所等を公開すると危険な目にあうリスクもあります。
おすすめの記事:リモートワークに必要なツール13選!導入メリット【2024年】 | MailMate
特定商取引法とは?
ネットショップを運営するにあたって確認しておく法律として、特定商取引法という法律があることをご存じでしょうか?
この法律を簡単に要約すると、消費者と事業者との間の契約におけるルールであり、消費者を保護することを主な目的とした法律になります。
正式名称は「特定商取引に関する法律」であり、「特商法」とも呼ばれます。
通信販売、訪問販売、電話勧誘販売、ネット販売、ハンドメイド販売など消費者とトラブルが発生しやすい取引について事業者側が守るべきルールを定めています。
この法律に遵守したネットショップ運営を心がけましょう。
特定商取引法で公開しなければならない「住所」とは?
ネットショップを開設する際には、特定商取引法に基づく表記によって事業者の氏名、住所、電話番号を記載、公開しなければなりません。
特定商取引法について、ネットショップ運営を考えている方なら、一度は目にしたことがあるかもしれませんね。
ここで公開しなければならないとされる住所というのは、現在活動している拠点を示すものです。
そのため、自宅住所の代わりに郵便局の私書箱を住所として記載するといったことはできないとされています。
ただし、本記事で紹介するネットショップサービスの非公開設定やバーチャルオフィスなどは、消費者との連絡がしっかり取れることを要件としてOKとなっています。
おすすめの記事:ネットショップ住所貸しサービスおすすめ3選!自宅住所を知られたくない方必見 | MailMate
【手軽】自宅住所を非公開にできるネットショップサービスはこれ!
自宅住所を公開しないでネットショップを運営する方法のうち、一番手軽な方法として挙げられるのが、「住所非公開設定が可能なネットショップをサービスを利用する」というものです。
現在では、以下のようなネットショップサービスが住所の非公開設定に対応しています。
BASE
カラーミーショップ
STORES など
これらの非公開設定を利用すると、事業者の住所の代わりに、ショップ運営会社の住所を掲載することができます。
BASE
引用:BASE
BASEは、初期費用・月額費用無料で利用できるネットショップ作成サービスです。
発生する費用は、商品が売れたときの手数料のみというシンプルさが特徴。
売れるまで費用がかからないプランのほか、商品が売れたときの手数料がかからない、月商50万円以上におすすめのグロースプランというものもあります。
BASEの場合、区分が「個人」となっているネットショップに限り、事業所の住所、電話番号を非公開に設定することができます。
一方で、商品の発送元としてBASE株式会社の情報を表示することや、商品の納品書等にBASEの住所を記載することはできません。
【料金・プラン】
-
スタンダードプラン:
月額費用:無料
決済手数料:3.6%+40円
サービス手数料:3%
-
グロースプラン:
月額費用:16,580〜19,980円
決済手数料:2.9〜3.9%
サービス手数料:無料
【機能・サービス】
各種SNS広告機能
予約販売・抽選販売など
英語・外貨対応
マーケティング機能 など
カラーミーショップ
引用:カラーミーショップ
カラーミーショップは、集客に強いECサイト(ネットショップ)を作成できるサービスです。
登録時間3分で、30日間無料で利用できるほか、フリープランという小規模ネットショップに向いたサービスも。販売手数料が無料というのも強みです。
カラーミーショップにも特定商取引法ページに表示する住所や電話番号の非公開設定があります。設定を適用することで、代わりに運営会社のGMOペパボ株式会社の郵便番号・住所・連絡先を表示することが可能です。
なお、商品発送時の送り状や請求書等に記載する住所としては、運営会社の住所を利用することができません。
【料金・プラン】
フリープランあり
初期費用:3,300〜22,000円
レギュラープラン:4,950円/月
ラージプラン:9,595円/月
プレミアムプラン:39,600円/月
【機能・サービス】
フリーページ作成
アクセス解析
独自ドメイン
ショップ用メールアドレス など
STORES
引用:STORES
STORESは、毎月1万ショップが始めている、はじめての人でも使いやすいネットショップ作成サービスです。
フリープランとベーシックプランのシンプルな2プランから、自分のネットショップのスタイルに合わせて選択することができるのも魅力。
STORESでは、個人・個人事業主問わず住所非公開設定を利用することが可能です。
アカウント作成時に設定する場合は、「所在地・電話番号」の項目で「STORESの情報を表示」を選択することで住所非公開にできるほか、開設済みの場合でも編集から非公開設定ができます。
ただし、商品発送時の伝票、納品書等には事業者の情報を正しく記載する必要があります。
【料金・プラン】
-
フリープラン:
月額料金:無料
決済手数料:5%
-
ベーシックプラン:
月額料金:2,980〜3,480円
決済手数料:3.6〜3.9%
【機能・サービス】
アイテム一括登録
ギフト発送
SNS連携
定期販売
アクセス解析
電子チケット など
おすすめ:個人事業主や業務委託の方が登録不要ですぐ使えるインボイス対応の請求書テンプレート
ネットショップの住所非公開設定を使うときの注意点
ネットショップの住所非公開設定は手軽で便利ですが、返品等の場合には自宅住所や連絡先を購入者に開示しなければならない可能性がある点には注意が必要です。
これは、各ネットショップサービスのページにも記載があります。
場合によっては、購入者からの問い合わせに対して、ネットショップサービスから運営者の住所や電話番号を伝える可能性もあるということです。
その他にも、ネットショップの利用プラン等によっては、住所非公開設定を利用できないケースもあります。
そのため、完全に住所を公開したくない、という場合には、住所非公開設定を使ったネットショップ運営は不向きといえるでしょう。
【便利】バーチャルオフィスを利用して住所レンタルするのもおすすめ!
バーチャルオフィスとは、簡単に言うと住所貸しサービスです。
オフィスという名称から、その場所で仕事ができるスペースを想像する方もいるでしょう。 しかし、バーチャルオフィスの場合は、基本的に物理的なスペースを貸し出していません。
その分、よい住所であっても料金が安めなため、個人やフリーランスをはじめとして、法人なども利用しています。
もちろん、ネットショップの住所として利用することもできますよ。
実際に、ネットショップで自宅住所を公開していたけれど空き巣や営業電話などの被害にあって、バーチャルオフィスを利用し始めた方もいます。
このように、安全を守るためにバーチャルオフィスを利用するのも一つの方法です。
関連記事:バーチャルオフィスツール15選|導入メリット・デメリット・検討ポイント | MailMate
バーチャルオフィスで住所レンタル以外にできること
バーチャルオフィスは安めに利用できるとはいえ、住所を借りるだけのために毎月料金を支払うのはどうなの?と感じる方もいるでしょう。
もちろん、住所を知られたくないという人にとって、ネットショップに自宅住所を公開しなくてすむという点では大きな価値があると思いますが、バーチャルオフィスではその他にもさまざまなサービスを利用することができます。
たとえば、サービスによりますが、バーチャルオフィスでは以下のような機能を利用可能です。
郵便物の受取や転送といった管理
法人登記可能なサービスも
転送電話やHP作成サポートなどの独自サービス など
郵便物の受け取りや転送といった管理
バーチャルオフィスでは住所を借りられます。当然、その住所は郵便物を受け取る時にも利用可能です。
そのため、 バーチャルオフィスは、契約した人の代わりに郵便物を受け取り、定期的に転送してくれるサービスを提供していることがほとんど。
頻度は週1や都度転送など、利用するサービスやプランによって異なります。
中には、どのような郵便物が届いたか、写真で外観を通知してくれたり、中身のスキャンまで対応してくれたりするサービスもあります。
ネットショップを運営する以上、郵便物のやり取りは頻繁におこなうことが予想されますので、このようなサービスは便利ですね。
法人登記可能なサービスも
バーチャルオフィスの多くは、その住所を法人登記に利用することも可能です。
ただし、一部のサービスでは利用できなかったり、プランによって法人登記の有無が異なるサービスもあります。
ビジネスとして信頼度の高い都心の住所で法人登記したいという場合には大変便利ですね。
とはいえ、いくつかのバーチャルオフィスでは、ネットショップ運営向きのプランの場合法人登記が不可になっていることもあり、その分料金が抑えられていることもあります。
いずれ法人登記したいと考えている場合は、この点についても注目してサービスを選ぶとよいのではないでしょうか。
関連記事:バーチャルオフィス登記のメリット・デメリット・選び方を徹底解説 | MailMate
転送電話やHP作成サポートなどの独自サービス
バーチャルオフィスでは、基本的な郵便物の管理や住所レンタルのほか、業者ごとに独自のサービスを展開していることがあります。
たとえば、住所だけではなく電話番号も借りられるサービスや、サイトの作成サービスなどをオプションで利用できるなど、その特色はさまざまです。
中には、バーチャルオフィスを契約することで各地のコワーキングスペース(作業用のスペース)を利用できるといったサービスもあるので、ネットショップの運営スタイルに合わせてさまざまなサービスを検討してみるのもよいのではないでしょうか。
クラウド郵便MailMateを使うと、世界中どこにいても紙の郵便物をリアルタイムにパソコン・スマホ上で受け取ることができます 🙆♀️
ネットショップで住所を使うなら!バーチャルオフィスを選ぶときのポイント
ネットショップでバーチャルオフィスの住所を利用しよう、という時に、多くのサービスがあって悩んでしまう人もいるでしょう。
こちらの項目では、バーチャルオフィスをネットショップで利用する際に注目すべきポイントを紹介しています。
月額料金
初期費用
住所はどこにあるか?外観などもチェック
住所を借りる都合上、できる限り長く同じサービスを利用したいものですよね。
これらのポイントをチェックして、本当に適したバーチャルオフィスサービスを選びましょう。
月額料金
バーチャルオフィスを選ぶ際に気になるのは、やはり月額料金ではないでしょうか。
なぜなら、ネットショップの住所としてバーチャルオフィスを使うということは、継続的にそのサービスを利用するということになるためです。
個人のネットショップを運営するにあたって、ランニングコストというのは重要になります。
バーチャルオフィスには月1,000円前後から始められるプランもたくさんありますが、機能が豊富でその分月額料金が高額というサービスもあるのが事実です。
ネットショップを安定して運営していくためにも、続けられる月額料金であるかどうかは必ずチェックしておきたいですね。
初期費用
月額料金がお安くても、初期費用を見落としていると意外と高額で驚いてしまう場合もあるかもしれません。
すべてのバーチャルオフィスではありませんが、一部のサービスでは、月額料金とは別に初期費用や保証料が必要なケースがあります。
このような場合、初期費用や保証料はHPに記載されていることも多いのですが、見逃してしまうこともあるでしょう。
初期費用がかかる可能性もある、と考えながら情報をチェックすることで、確認漏れを防ぐことができます。月額料金とともに、それらの料金をきちんと確認しておくのがおすすめです。
住所はどこにあるか?外観などもチェック
ネットショップなどのビジネスにおいては、住所や外観も重要になります。
都心の住所であれば信頼性も高く、取引で安心感を与えられるでしょう。
また、ネットショップの場合はあまりないかもしれませんが、急な来客があった場合にはバーチャ
ルオフィスの外観が事業者の印象に影響を与えてしまう可能性も。
将来的に有利にビジネスを進めていきたい!という人は、住所の場所などにも注目してみてもいいかもしれません。
レンタルオフィスなら住所と作業スペース両方手に入る
バーチャルオフィスと似たようなサービスとして、レンタルオフィスというものが挙げられます。
レンタルオフィスは、バーチャルオフィスのように住所も借りられるのと同時に、自分の作業スペースもレンタルすることができるサービスです。
スペースを借りるためバーチャルオフィスと比較すると月額料金が高くなりがちですが、自宅では作業に集中できないから事務所的なものがほしい……という時に向いています。
オフィスに必要なデスクやチェアなども揃っていることが多く、礼金等も必要ないので、実際に事務所を借りるよりもリーズナブルに利用できるのが強みです。
たまに作業場所がほしいならコワーキングスペースという選択肢も!
レンタルオフィスほど常に固定の席が必要なわけではないけれど、たまにネットショップの運営などで作業する場所がほしいという場合にはコワーキングスペースという選択肢もあります。
コワーキングスペースは、自分だけではなく、同じサービスを契約している人たちと一緒にスペースを共有するシステム。
月額料金で空いている席を利用できるサービスや、契約していなくても突発的に利用できるドロップインといったサービスもあります。
ネットショップでの住所利用については可能なサービスとそうではないサービスがあるため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
結局どの方法を使えばいいの?自分に合う手段を比較表でチェック
これまで、ネットショップを運営したいけれど、自宅住所を知られたくない!という場合に便利な手段を紹介してきました。
しかし、便利な手段がたくさんあって自分ではどれが合うのかわかりにくいという人もいるかもしれません。
そんな方に向けて、ここまで紹介したさまざまな方法を一つの表にまとめました。
こちらの表では、ネットショップ運営で重視されやすい点を中心として、それぞれの手段の強みを「◎・○・△」で評価しています。
ご自身が重視する点に合わせて、よりぴったりな手段を選んでみてくださいね。
低コスト |
手軽に使える |
購入者からの信頼度 |
住所を守れる |
スペース |
|
---|---|---|---|---|---|
ネットショップの住所非公開設定 |
◎ |
◎ |
△ |
- |
- |
バーチャルオフィス |
◎ |
〇 |
〇 |
◎ |
- |
レンタルオフィス |
△ |
△ |
〇 |
◎ |
◎ |
コワーキングスペース |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
各サービスの評価理由
ネットショップ
ネットショップの住所非公開設定は、手軽で他サービスを使う必要がないため低コストではあるため「◎」。
一方、ショップ運営会社の住所が掲載される点や返品等の対応の際に住所が知られてしまうリスクがあるためそれらの点は「△」としています。
この方法の場合、住所の非公開についてはオプションというよりもショップ設定で変更することができるケースが多いため、リスクなく試せるという点では一番手軽といえるのではないでしょうか。
バーチャルオフィス
バーチャルオフィスは、低コストかつ住所を守れる点は「◎」。手軽さと購入者からの信頼度も高めです。
バーチャルオフィスはネットショップと合わせて利用する必要があるためサービスを選んで契約しなければならず、非公開設定よりもやや手軽さは劣ります。
一方で、ネットショップに適したプランが用意されているバーチャルオフィスが複数あることや、個人向けのプランが用意されているケースも多いため、総合的に便利で使いやすいのではないでしょうか。
レンタルオフィス
レンタルオフィスは、固定の作業スペースがあることや住所を守れる点は「◎」ですが、スペースを借りる分料金が高くなりがちで、コストや手軽さは少し低めの評価となっています。
予算に余裕があり、自宅よりも集中できる環境がほしい!という場合におすすめの手段です。
コワーキングスペース
コワーキングスペースは、すべての点において安定した評価です。
一方で、そもそも住所を借りるよりも作業スペースが必要な人向きのサービスであることや、住所利用が不可なサービスもあること、レンタルオフィスと比較して固定席が利用できないことも多いことからこのような評価となっています。
ネットショップの住所利用を主目的とする場合は、その他の手段と合わせて慎重に検討すべきではないでしょうか。
便利なサービスを使って安全なネットショップ運営を!
今回は、ネットショップを運営する際に自宅住所を知られたくない!住所や連絡先を非公開にする方法を知りたい!という方に向けた対策を紹介しました。
ネットショップを開業する際にハードルとなる自宅住所の公開。
悪質な被害に合わないためにも、できる限り個人情報は守りたいですよね。
しかし、現在では、ネットショップの非公開設定やバーチャルオフィス等のサービスを利用すれば、自宅住所を公開せずに開設することができます。
便利なサービスを上手に活用して、個人情報を守りながら安全にネットショップを運営していきましょう!
ネットショップで使えるバーチャルオフィスはMailMateが便利!
MailMateはクラウド郵便管理サービス、バーチャルオフィスです。
住所貸しサービス、郵便物の受け取り転送サービスなどが利用でき、リーズナブルなプランも揃っています。
とくにポイントなのが、郵便物の中身をオンラインで確認できる点。
MailMateは個人やフリーランスでも利用できるため、ネットショップで自宅住所を知られたくないという場合にも利用できますよ。
バーチャルオフィスや住所貸しサービスが気になっているけれど、いきなり始めてお金を無駄にしたくない、という方にも、30日間の返金保証があるMailMateがおすすめ。
ネットショップで使える住所をお探しの方はぜひお気軽にお問い合わせください。
おすすめ記事:【比較表あり】モール型ネットショップ比較|機能や料金を解説
おすすめ記事:「甲乙つけがたい」とはどういう意味?|由来・例文・類語も紹介
クラウド私書箱 MailMateで、あなた宛の紙の郵便物をパソコン・スマホ上でリアルタイムに受け取ることができます 💻📩 現在利用開始から30日間は全額返金保証付き 🙆♀️
郵便物を受け取るためだけに帰宅や出社してませんか?
クラウド郵便で世界中どこにいてもあなたに届く紙の郵便物をリアルタイムにオンラインで確認することができます。